バリー・ブキャナン

バリー・ブキャナン：プロレス界の巨星

バリー・ブキャナン（1968年1月15日生まれ）は、アメリカ合衆国ケンタッキー州出身のプロレスラーです。ブル・ブキャナンなどのリングネームで知られ、WWE、全日本プロレス、プロレスリング・ノアなど、世界中のプロレス団体で活躍しました。

華麗なるキャリア

1995年、ジョージア州のインディー団体でデビュー。その後、ジム・コルネット率いるSMWでザ・パニッシャーとしてキャリアをスタートさせます。SMWがWWFと提携していたことから、WWFと契約。メンフィスのUSWAではリーコンとして軍人ギミックのユニット「トゥルース・コミッション」に加入し、3度もUSWA世界タッグ王座を獲得しました。

WWFではトゥルース・コミッションの一員として参戦。しかし、ブレイクするには至らず、OVWで再調整。2000年、ブル・ブキャナンとしてWWFに復帰し、ビッグ・ボスマンのパートナーとしてミスター・マクマホンの用心棒を務めました。APAやハーディー・ボーイズらと抗争を繰り広げるも、チームは解散。その後は「RTC」に加入し、ザ・グッドファーザーと組んでWWFタッグ王座を獲得しました。2002年にはB2と改名し、ジョン・シナと共闘するも、短期間で解雇されました。

2003年、TAKAみちのくの誘いで全日本プロレスへ。最強外国人軍団「RO&D」に加入し、リコ・コンスタンティノと組んでアジアタッグ王座を獲得しました。2006年にはチャンピオン・カーニバルで武藤敬司を撃破するなど活躍を見せますが、同年、RO&Dvsブードゥー・マーダーズの敗者チーム解散マッチでTAKAらと反旗を翻し、ブードゥー・マーダーズに移籍。

2007年にはTAKAがプロレスリング・ノアでRO&Dを再結成したことに伴いノアに移籍。ブルーザー・ブロディを彷彿とさせるギミックと、強烈な握力から繰り出すアイアン・ボムを武器に人気を博し、ディーロ・ブラウンと組んでGHCタッグ王座を獲得しました。

2000年代末からはジョージア州を拠点とするインディー団体などで活躍。2011年にはジョン・シナゆかりの人物としてWWEのRAWにゲスト出演。その後も長距離ドライバーを兼務しながらプロレス活動を続け、2014年に引退。引退後はジョージア州の副保安官を務め、近年はインディー団体にゲスト出演しています。

圧倒的なパワーと個性

ブキャナンのプロレススタイルは、その巨体から繰り出されるパワフルな技が特徴です。アイアン・クロー、アイアン・ボム、アイアン・バスターなどのアイアンシリーズは、彼の代名詞と言えるでしょう。さらに、オールド・スクール、シザース・キック、三角跳びラリアットなど、多彩な技を駆使し、相手を圧倒しました。

獲得タイトル

USWA世界タッグ王座：3回（w/インテロゲーター）
WWFタッグ王座：1回（w/ザ・グッドファーザー）
アジアタッグ王座：1回（w/リコ・コンスタンティノ）
GHCタッグ王座：1回（w/ディーロ・ブラウン）

プロレス界に刻まれた足跡

バリー・ブキャナンは、その圧倒的なパワーと個性的なキャラクターで、多くのプロレスファンを魅了しました。数々の団体を渡り歩き、数々のタイトルを獲得。引退後もプロレス界に携わり続ける彼の存在は、これからも多くのプロレスラーに影響を与え続けることでしょう。 彼のキャリアは、まさにプロレスラーとしての生き様そのものです。

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