ファミリースタジアム (携帯電話アプリ)
『ファミリースタジアム』は、往年の野球ゲームシリーズ「ファミスタ」の名を冠し、ナムコ（後のバンダイナムコゲームス、現バンダイナムコエンターテインメント）が携帯電話向けに提供した一連の作品群です。本項では、最初に配信されたバージョンに加え、機能拡張版の『ファミリースタジアムDX』、そして多人数プレイに対応した姉妹作『ファミスタワイヤレス』についても概説します。
2002年から2003年にかけて、S!アプリ、iアプリ、EZアプリと順次サービスが開始されました。ゲームの基本部分は、1986年にファミリーコンピュータ向けに発売された初代『プロ野球ファミリースタジアム』を踏襲していますが、決定的な違いとして、登場する野球チームは全て本作オリジナルの架空球団であり、日本のプロ野球組織（NPB）をモデルにしたチームは一切登場しません。このため、タイトルには「プロ野球」の文字は含まれていません。なお、NPB球団をモデルとした携帯電話向けファミスタは、本作の登場から二年後の2004年に『ファミスタモバイル』として別途配信されています。また、利用できる球場は、おなじみの「ピッカリ球場」一種類のみに限られていました。携帯電話での操作性を考慮し、守備や走塁は自動で行われる「完全オート」が採用され、プレイするイニング数は1回、3回、6回、9回から選択可能、さらに各イニングの終了時には自動でセーブされるなど、手軽に楽しめるための配慮が随所に施されていました。
2007年1月25日には、EZアプリ（BREW）向けに機能強化版となる『ファミリースタジアムDX』が登場しました。同年以降に配信されたS!アプリ版（3G専用）や、2008年1月21日配信のiアプリ版（横画面対応）も、タイトルに「DX」が付かない場合でもこのDX版をベースとしています。このバージョンでは、無印版からさらに3つのチームが追加され、合計6チームでのプレイが可能になりました。イニング設定もより柔軟になり、1回から9回まで細かく選択できるようになりました。球場については、阪神甲子園球場をモデルとした「浜風球場」のみが利用可能となっています。
本シリーズに登場するチームは、NPBモデルではなく、ナムコを中心としたオリジナル色の強い顔ぶれが特徴です。
ナムコスターズ: ファミスタシリーズの顔とも言える、ナムコキャラクターによるオールスターチームです。本作では、1986年の初代ファミコン版に登場したオリジナルメンバー構成を再現していますが、ピノが最初から1番打者を務めるなど、一部メンバーや打順の変更が見られます。
ヒーローズ: 1986年版ナムコスターズ以外のナムコキャラクターから選抜された新チームです。『ドラゴンスピリット』のアムルや『源平討魔伝』の景清のように、『ファミスタ'87』以降のナムコスターズに参加経験のある選手もいますが、『えりかとさとるの夢冒険』のさとるや『ピストル大名の冒険』の火縄丸といった、比較的マイナーなキャラクターも所属しています。なお、1993年発売の『スーパーファミスタ2』に同名のチームが存在しますが、関連性はありません。
アクダマーズ: 『パックマン』のアカベー、『ドルアーガの塔』のドルアーガ、『ワルキューレの冒険』のゾウナ、『源平討魔伝』の頼朝など、ナムコ作品に登場する敵キャラクターや大ボス級の悪役が一堂に会したユニークなチームです。後に、ハンゲームで提供された『ぱちんこファミスタオンライン』や『ぱちすろファミスタオンライン』では「極アクダマーズ」として再登場し、『プロ野球ファミスタオンライン』でも同チーム所属選手のカードが登場するなど、人気を博しました。
ヒロインズ（DXより追加）: アーケード版『SUPERワールドスタジアム'98』の「大和撫子プリティーズ」や『1999』の「ニコタマギャルズ」と同様に、女性キャラクターのみで構成されたチームです。ただし、アーケード版とは異なり、『鉄拳』シリーズや『ソウルキャリバー』シリーズの女性キャラクターは含まれていません。
ノックアウツ（DXより追加）: 主に『鉄拳』シリーズと『ソウルキャリバー』シリーズのキャラクターで構成されるチームです。アーケード版『SUPERワールドスタジアム'98』に登場した「鉄拳ウォリアーズ」（後の東京ナムコスターズに吸収）を事実上の前身としています。一部の女性選手は、ヒロインズにも所属している場合があります。
ナンジャーズ（DXより追加）: ナムコが運営するテーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」のマスコットキャラクターたちが集結したチームです。マスコットの中では、ナジャヴのみがかつてナムコスターズに参加した経験があります。
2009年10月1日にはS!アプリ（3G）、2010年2月1日にはiアプリ（FOMA）向けに配信が始まりました。富士通製のドコモ携帯電話F-07Bにはプリインストールされていました。このバージョン最大の特長は、携帯電話のBluetooth機能を利用して、プレイヤー同士が直接通信で2人対戦プレイを楽しめる点です。登場チームは「ナムコスターズ」と「バンダイナムコスターズ」の二つに絞られています。バンダイナムコスターズは、Wii版『プロ野球 ファミリースタジアム』ではナムコスターズが改名した扱いでしたが、本作ではナムコスターズとは別の独立したチームとして扱われています。登録選手はヒーローズをベースにしていますが、『たまごっち』のまめっちや『.hack』シリーズのハセヲなど、バンダイレーベルに関連するキャラクターも数名参加しています。
ファミリースタジアム (無印)
2002年から2003年にかけて、S!アプリ、iアプリ、EZアプリと順次サービスが開始されました。ゲームの基本部分は、1986年にファミリーコンピュータ向けに発売された初代『プロ野球ファミリースタジアム』を踏襲していますが、決定的な違いとして、登場する野球チームは全て本作オリジナルの架空球団であり、日本のプロ野球組織（NPB）をモデルにしたチームは一切登場しません。このため、タイトルには「プロ野球」の文字は含まれていません。なお、NPB球団をモデルとした携帯電話向けファミスタは、本作の登場から二年後の2004年に『ファミスタモバイル』として別途配信されています。また、利用できる球場は、おなじみの「ピッカリ球場」一種類のみに限られていました。携帯電話での操作性を考慮し、守備や走塁は自動で行われる「完全オート」が採用され、プレイするイニング数は1回、3回、6回、9回から選択可能、さらに各イニングの終了時には自動でセーブされるなど、手軽に楽しめるための配慮が随所に施されていました。
ファミリースタジアムDX
2007年1月25日には、EZアプリ（BREW）向けに機能強化版となる『ファミリースタジアムDX』が登場しました。同年以降に配信されたS!アプリ版（3G専用）や、2008年1月21日配信のiアプリ版（横画面対応）も、タイトルに「DX」が付かない場合でもこのDX版をベースとしています。このバージョンでは、無印版からさらに3つのチームが追加され、合計6チームでのプレイが可能になりました。イニング設定もより柔軟になり、1回から9回まで細かく選択できるようになりました。球場については、阪神甲子園球場をモデルとした「浜風球場」のみが利用可能となっています。
登場チーム
本シリーズに登場するチームは、NPBモデルではなく、ナムコを中心としたオリジナル色の強い顔ぶれが特徴です。
ナムコスターズ: ファミスタシリーズの顔とも言える、ナムコキャラクターによるオールスターチームです。本作では、1986年の初代ファミコン版に登場したオリジナルメンバー構成を再現していますが、ピノが最初から1番打者を務めるなど、一部メンバーや打順の変更が見られます。
ヒーローズ: 1986年版ナムコスターズ以外のナムコキャラクターから選抜された新チームです。『ドラゴンスピリット』のアムルや『源平討魔伝』の景清のように、『ファミスタ'87』以降のナムコスターズに参加経験のある選手もいますが、『えりかとさとるの夢冒険』のさとるや『ピストル大名の冒険』の火縄丸といった、比較的マイナーなキャラクターも所属しています。なお、1993年発売の『スーパーファミスタ2』に同名のチームが存在しますが、関連性はありません。
アクダマーズ: 『パックマン』のアカベー、『ドルアーガの塔』のドルアーガ、『ワルキューレの冒険』のゾウナ、『源平討魔伝』の頼朝など、ナムコ作品に登場する敵キャラクターや大ボス級の悪役が一堂に会したユニークなチームです。後に、ハンゲームで提供された『ぱちんこファミスタオンライン』や『ぱちすろファミスタオンライン』では「極アクダマーズ」として再登場し、『プロ野球ファミスタオンライン』でも同チーム所属選手のカードが登場するなど、人気を博しました。
ヒロインズ（DXより追加）: アーケード版『SUPERワールドスタジアム'98』の「大和撫子プリティーズ」や『1999』の「ニコタマギャルズ」と同様に、女性キャラクターのみで構成されたチームです。ただし、アーケード版とは異なり、『鉄拳』シリーズや『ソウルキャリバー』シリーズの女性キャラクターは含まれていません。
ノックアウツ（DXより追加）: 主に『鉄拳』シリーズと『ソウルキャリバー』シリーズのキャラクターで構成されるチームです。アーケード版『SUPERワールドスタジアム'98』に登場した「鉄拳ウォリアーズ」（後の東京ナムコスターズに吸収）を事実上の前身としています。一部の女性選手は、ヒロインズにも所属している場合があります。
ナンジャーズ（DXより追加）: ナムコが運営するテーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」のマスコットキャラクターたちが集結したチームです。マスコットの中では、ナジャヴのみがかつてナムコスターズに参加した経験があります。
ファミスタワイヤレス
2009年10月1日にはS!アプリ（3G）、2010年2月1日にはiアプリ（FOMA）向けに配信が始まりました。富士通製のドコモ携帯電話F-07Bにはプリインストールされていました。このバージョン最大の特長は、携帯電話のBluetooth機能を利用して、プレイヤー同士が直接通信で2人対戦プレイを楽しめる点です。登場チームは「ナムコスターズ」と「バンダイナムコスターズ」の二つに絞られています。バンダイナムコスターズは、Wii版『プロ野球 ファミリースタジアム』ではナムコスターズが改名した扱いでしたが、本作ではナムコスターズとは別の独立したチームとして扱われています。登録選手はヒーローズをベースにしていますが、『たまごっち』のまめっちや『.hack』シリーズのハセヲなど、バンダイレーベルに関連するキャラクターも数名参加しています。
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