フジトミ証券

フジトミ証券株式会社について

フジトミ証券株式会社は、東京都中央区に本社を構える、小林洋行グループの金融商品取引業者です。東証スタンダード市場に上場している親会社、小林洋行の完全子会社として、主に東京金融取引所に上場している公的な取引所FX（くりっく365、くりっく株365など）を取り扱っています。その他、商品先物取引の仲介、保険の販売、不動産の賃貸・販売など、幅広い事業を展開しています。

創業から現在までの歴史

1952年、北海道小樽市にて「丸一藤富商店」として創業しました。創業者の進藤富夫氏が小樽商品取引所に加入し、雑穀や魚粕などの仲介・販売から事業をスタート。その後、1960年代には小樽商品取引所の有力会員としての地位を確立しました。

1968年には商品取引所法の改正に伴い、商号を「株式会社藤富」に変更。1970年代には経営の厳しさが増す中、双葉商事の傘下に入りました。その後、稲富恒次氏がオーナーとなり、東京支店を開設し東京進出を果たしましたが、同氏は社長就任から2年足らずで病没しました。

後継者問題に直面する中、小林洋行によるM&Aが実施され、現在の経営基盤が固められました。1993年には本社を東京に移し、商号を「株式会社フジトミ」に変更しました。2022年には小林洋行の完全子会社となり、現在に至ります。

事業内容

フジトミ証券は、主に以下の事業を展開しています。

取引所FX（くりっく365、くりっく株365）： 東京金融取引所に上場しているFX取引を取り扱っています。
商品先物取引： 商品先物取引の仲介業務を行っています。
保険販売： 生命保険や損害保険の販売を行っています。
不動産賃貸・販売： 不動産の賃貸や販売事業を展開しています。
その他： 金地金の販売やLED照明の販売など、多角的な事業展開を行っています。

沿革

1952年11月：株式会社丸一藤富商店を設立（北海道小樽市）
1962年11月：本社を札幌市に移転
1970年2月：商号を株式会社藤富に変更
1985年10月：東京穀物商品取引所、東京砂糖取引所の会員権を取得。東京支店開設
1986年11月：株式会社小林洋行が資本参加
1991年9月：東京工業品取引所綿糸市場の会員権を取得
1993年4月：商号を株式会社フジトミに変更
1993年8月：本社を東京都新宿区に移転
1993年12月：大阪支店を開設
1995年5月：福岡支店を開設
1996年7月：東京工業品取引所貴金属市場の会員権を取得
1998年7月：ホームトレード取引開始。東京工業品取引所石油市場の会員権を取得
2000年10月：日本証券業協会に株式を店頭登録
2004年2月：難波支店を開設
2004年12月：ジャスダック証券取引所に株式を上場
2007年3月：大阪支店と難波支店を統合
2007年8月：生命保険販売を開始
2008年2月：損害保険販売を開始
2009年2月：保険事業部福岡オフィスを開設
2009年10月：金融商品仲介を開始
2009年12月：金地金販売開始
2010年4月：LED照明販売開始
2011年3月：不動産賃貸業及び宅地建物取引業を開始
2011年12月：本社を東京都中央区に移転
2012年6月：映像コンテンツ配信業務を開始
2021年8月：フジトミ証券株式会社に商号を変更
2022年2月：ジャスダック上場廃止、小林洋行の完全子会社となる

加入団体

フジトミ証券は、以下の団体に加入しています。

日本証券業協会
一般社団法人金融先物取引業協会
日本商品先物取引協会
日本商品先物振興協会
日本証券クリアリング機構
日本投資者保護基金
日本商品委託者保護基金
一般社団法人全国住宅産業協会

不祥事

2010年、顧客への不適切な勧誘行為が発覚し、農林水産省及び経済産業省から業務停止命令と業務改善命令を受けました。

参考資料

フジトミ証券株式会社 公式サイト

外部リンク

フジトミ証券株式会社
FITS
ふくろうの保険Navi

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