マアムーン (曖昧さ回避)

「マアムーン」は、アラビア語で「信頼された者」を意味する言葉で、初期イスラム国家の君主号や、高貴な人物の称号として用いられました。本記事では、「マアムーン」の名を持つ主な人物について解説します。

アッバース朝のカリフ、マアムーン (786年 - 833年)：9世紀にアッバース朝のカリフとして君臨しました。
ホラズム・シャー、アブーアリー・マアムーン・ブン・ムハンマド (没年997年)：マアムーン朝の初代ホラズム・シャーです。
ホラズム・シャー、アブーアッバース・マアムーン (没年1017年)：マアムーン朝の3代目のホラズム・シャーです。
後ウマイヤ朝のカリフ、カースィム・マアムーン・ブン・ハンムード (没年1035年)：後ウマイヤ朝末期のハンムード家のカリフです。
ファーティマ朝のワズィール、マアムーン・バターイヒー (没年1125年)：ファーティマ朝カリフ、アーミル・ビアハカームッラーに仕えたワズィール（宰相）です。
トレド王、マアムーン (没年1075年)：ターイファ諸王朝の一つ、バヌー・ジンヌーン朝のトレド・タイファ王国の君主です。ベルベル系ハウワーラ部族の系統です。
ムワッヒド朝の王族、イドリース・マアムーン (没年1232年)：ムワッヒド朝の君主位を甥のヤフヤー・ムウタスィムと争いました。
ムスリム同胞団の最高指導者、マアムーン・フダイビー (没年2004年)：エジプトのムスリム同胞団の6代目最高指導者です。

このように、「マアムーン」という名は、歴史上の様々な時代、様々な地域で、重要な役割を果たした人物によって用いられてきました。彼らの業績は多岐にわたり、政治、軍事、文化など、各方面に影響を与えています。

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