マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツ

マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツ（manual of errors artists, Inc.）は、日本の音楽制作プロダクションです。多くの作曲家、編曲家、ミュージシャンが所属し、映画、テレビ、アニメーション、演劇、携帯電話、スマートフォンなどのプロダクト、ソフトウェア、メディアアート、テレビゲームCM、プラネタリウムの音楽など、多岐にわたるジャンルの音楽制作を手掛けています。

その母体は、1980年代初頭から活動する音楽家集団「京浜兄弟社」です。古くから所属する作曲家には、テクノポップやモンドミュージックと呼ばれるジャンルの作風を持つ者が多く、山口優、岡村みどりなどが在籍しています。音楽制作のほか、自主レーベルの運営や中古レコード店の経営も行っています。

マニュアル・オブ・エラーズ

「マニュアル・オブ・エラーズ (Manual of Errors)」は、1993年に京浜兄弟社の事業として、常盤響、岸野雄一らによって設立された東京都杉並区高円寺南の中古レコード店です。マニアックな「モンド・ミュージック」の先駆けとして注目され、DJイベントなども盛んに行われていました。1996年には、有限会社京浜兄弟社が有限会社マニュアル・オブ・エラーズに改称し、1998年4月には有限会社マニュアル・オブ・エラーズ・アーティスツが分社独立しました。高円寺の店舗は有限会社マニュアル・オブ・エラーズの運営下に残されましたが、ビルの取り壊しのため移転し、現在は「ホームエラーレコード」という名前で、ブラジル音楽を中心とした中古レコード店として営業しています。

ソノタ

「マニュアル・オブ・エラーズ・ソノタ (Manual of Errors SONOTA)」は、2005年6月1日に開店した東京都渋谷区宇田川町の中古レコード店です。その名称は、レコード店の「その他」コーナーに置かれるようなジャンルのレコードを意味し、宗教音楽、医療用レコード、企業ノベルティなどから、ソフトロック、イージーリスニング、ラウンジなど、幅広いジャンルのアナログ盤を取り扱っています。また、所属アーティストのアンテナショップとしての役割も果たしています。2012年には、テレビ番組『タモリ倶楽部』の「勝ち抜き歌ヘタ合戦」で世界の音痴レコードを紹介する際、店内が収録場所として使われ、代表の山口優が解説を務めました。2017年に実店舗を一時閉店し、オンライン販売のみに移行しましたが、2024年より代々木八幡にてイベントとして実店舗営業を断続的に再開しています。

主な所属作家

山口優（代表）
岡村みどり
常盤響
佐々木成明

元所属作家

片岡知子 - 2020年死去
蒲池愛 - 2020年死去

以下の所属作家は2020年9月にトイロミュージックを設立し移籍しました。

あらきなおみ
磯部智子
薄井由行
Gak Sato
加藤賢崇
クニ杉本
ゲイリー芦屋
郷拓郎（detune.）
冷水ひとみ
谷口尚久
辻林美穂
永田太郎
藤本功一
松前公高
* 横川理彦



公式サイト
マニュアル・オブ・エラーズ (@manualoferrors) - X（旧Twitter）
RECORDS&JACKET ソノタ
SONOTA records - BASE

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