ユウビス

株式会社ユウビスについて

株式会社ユウビス（YUBIS）は、大阪府東大阪市に本社を構えている企業で、アミューズメント施設に用いる機器の販売や専用景品の製造を手掛けています。1971年にシンコー娯楽産業として創業し、その後会社名を変更しながら、様々なアミューズメント関連事業を展開してきました。

会社の沿革

ユウビスの歴史は1971年に始まります。当初、川楠俊太郎によって設立されたシンコー娯楽産業は、その後1973年に株式会社カワクスとして名称を変更。1992年には現在の社名である株式会社ユウビスに改称しました。この経緯の中で、同社はプライズゲームやキッズゲームを中心に多くのエンターテインメントコンテンツを提供してきました。

1997年には、ナナオからアイレム株式会社（後のアピエス）を買収し、ゲーム業界における地位を強化。1998年には、大阪府内に高齢者向けのゲームセンター「遊楽園」をオープンし、アトラスとの業務提携を結びました。しかし、1999年にはアトラスにアピエスを売却し、その後は「遊楽園」を残して店舗運営から撤退しました。さらに2000年には、約54億円の負債を抱え大阪地方裁判所に和議を申請する事態に至ります。

2003年には、遊楽園の運営をフウキに委託する形で、アミューズメント施設業務から完全に撤退。運営体制を見直し、2007年に東大阪市内に移転しました。そして、2013年には販売部門をユウビスゼロ株式会社として分社化し、現在に至ります。

開発したゲーム作品

ユウビスは、これまでに数々のゲームを開発しています。特に代表的なタイトルには、「ミュータントナイト」（カワクスブランドでUPLが開発）や「大列車強盗」（カワクスブランドでコナミが開発）などがあります。また、プライズゲームとして人気の「ヘキサ」や、日本物産開発が手掛けた麻雀・花札ゲームの一部も取り扱っています。

関連企業

ユウビスは、アトラスやアピエスといった関連企業との関係が深いです。かつての社長が取締役を務めていた日本物産や、日本アミューズメントマシン工業協会の正会員としても知られています。また、全日本アミューズメント施設営業者協会連合会においても、過去に副会長を務めた実績があります。

まとめ

このように、株式会社ユウビスは、長い歴史を有しながらも、時代の変化に応じた柔軟な経営を続けてきた企業です。現在では、アミューズメント機器の販売や専用景品の製造という専門的な分野で活躍しており、業界内でも一目置かれる存在となっています。

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