ラムパーン県

ラムパーン県について

ラムパーン県（จังหวัดลำปาง）は、タイ北部にある県の一つで、チエンラーイ県、パヤオ県、プレー県、スコータイ県、ターク県、ラムプーン県、チエンマイ県と隣接しています。かつてはケラーン・ナコーンと呼ばれていました。日本語ではランパーン県、ランパン県とも表記されます。

地理

県内にはワン川が流れ、その流域に平野が広がっています。この平野を取り囲むように山地が連なっています。ランパン市周辺の山地では、陶石、粘土、褐炭が豊富に産出され、鉱業と窯業が盛んです。特にムアンラムパーン郡とコカー郡には、200を超える陶磁器製造工場が点在しています。これらの工場では、植木鉢や人形などの調度品、タイルや飾柱などの建築資材、食器などが製造されています。

また、メーモ郡には、地下に大量の褐炭（リグナイト）が埋蔵されており、露天掘りで採掘されています。採掘現場にはタイ最大の火力発電所が建設され、採掘された褐炭は直ちに発電に使用されています。さらに、チェーホム郡には、県内で産出される褐炭と石灰石を使ったタイ北部最大のコンクリートプラントがあります。

農業においては、稲作の他にパイナップルの生産が盛んです。

歴史

ラムパーンは、7世紀にはモン族のハリプンチャイ王国の都市として栄えました。11世紀にはカンボジア人に支配され、1292年（タイ仏暦1835年）にはラーンナータイ王国のマンラーイ王の時代にタイ人の王朝に組み込まれました。その後、ミャンマーの占領下に置かれましたが、1774年（タイ仏暦2317年）にカーウィラ王によって再びタイの一部となりました。

県章

県章には、ワット・プラタートルワンの白い祠がデザインされています。この祠は、ブッダがこの地を訪れた際、人々が歓迎する場所がないことに気づいたイン神（インドラ神、帝釈天）が、自ら変身して建てたという伝説があります。

県の象徴

県木は Holoptelea integrifolia、県花はヘリコニア（Heliconia sp.）です。

行政区

ラムパーン県は13の郡（アムプー）に分かれており、その下に100の町（タムボン）と855の村（ムーバーン）があります。

外部リンク

จังหวัดลำปาง （公式サイト）

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