ルイーズ・ピアソン

ルイーズ・ヘンリエッタ・ピアソン（1833年4月7日 - 1899年1月28日）は、横浜共立学園の前身である共立女学校と、共立女子聖書学院の前身である偕成伝道女学校を創設した、アメリカ合衆国出身の女性宣教師です。

生い立ちと来日

ニューヨーク州でフランス系アメリカ人の父とアメリカ人の母の間に生まれました。17歳で師範学校を卒業後、結婚。しかし、夫と4人の子供たちを相次いで亡くすという悲劇に見舞われます。

1871年、39歳の時に、ジェームス・ハミルトン・バラからの日本への宣教師派遣要請に応じ、米国婦人一致外国伝道協会の宣教師として、メアリー・プライン、ジュリア・クロスビーと共に来日しました。

日本での活動

横浜山手48番地にバラの家屋を借りてアメリカン・ミッション・ホームを建設し、1872年には山手212番地に移転。この移転を機に、女子教育のための専門学校設立を決意します。1875年には共立女学校と改称されました。

1873年からは訪問伝道を開始し、1881年には日本人伝道者を育成するための偕成伝道女学校（後の共立女子神学校）を開設。共立女学校との兼務で初代校長に就任しました。

死去とその後

1899年、68歳で現役のまま横浜で死去。葬儀は共立女学校で行われ、熊野雄七や稲垣信などが弔辞を述べました。彼女の遺体は横浜外国人墓地に埋葬されています。

1904年、新築された共立女子神学校の講堂は「ピアソン・チャペル」と名付けられ、彼女の功績を讃えています。

参考文献

* 横浜プロテスタント史研究会『横浜開港と宣教師たち ―伝道とミッション・スクール』有隣堂〈有隣新書66〉、2008年9月15日。ISBN 978-4896602043。

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