レナ・メロ

レナ・メロ・レスナー：華麗なるキャリアと数々の闘い

レナ・メロ・レスナー（旧姓グリーク、1967年8月8日生まれ）は、アメリカ合衆国フロリダ州出身の伝説的な女子プロレスラーです。リングネーム『セイブル』として、WWF/WWEで輝かしいキャリアを築き、その美貌とプロレススキルで多くのファンを魅了しました。彼女は、サニーと共にWWEディーヴァの先駆け的存在として広く認識されています。

WWF/WWEでの活躍：ベビーフェイスからヒールへの転身

1996年、レッスルマニアXIIでWWFにデビュー。当初はワイルドマン・マーク・メロのマネージャーとして活躍し、ベビーフェイスとして人気を博しました。1998年のレッスルマニアXIVでは、夫であるマーク・メロとタッグを組み、試合に出場するなど、その存在感を示しました。

しかし、人気絶頂のセイブルに嫉妬したマーク・メロのヒールターンにより、二人の関係は決裂。セイブルは本格的に女子プロレスラーとしての道を歩み始めます。ジャクリーンとの激しい抗争を経て、1998年のサバイバーシリーズでWWF女子王座を獲得。頂点に上り詰めたのです。

その後、人気雑誌『PLAYBOY』の表紙を飾るなど、セレブリティとしての地位も確立。しかし、この成功は彼女をエゴイスト的なヒールへと変貌させました。1999年、デブラとのイブニング・ガウン・マッチに敗れ王座から陥落。そして、WWFを離脱、巨額の慰謝料を求めて訴訟を起こすという衝撃的な決断を下しました。

WWF退団後とWWE復帰：新たな挑戦

WWF退団後はWCWへの移籍が噂されましたが実現せず、その後XWFにも出演。2003年には、ビンス・マクマホンの愛人という設定でWWEに電撃復帰を果たしました。トリー・ウィルソンやステファニー・マクマホンとの確執が新たなストーリーラインを展開。レッスルマニアXXでは、トリー・ウィルソンとタッグを組み、イブニング・ガウン・マッチに出場しています。

しかし、2004年に再びWWEを退団。同年、マーク・メロと離婚し、ブロック・レスナーと結婚。2005年には、レスナーと共に来日し、新日本プロレスの東京ドーム大会にゲスト出演するなど、グローバルな活躍を見せました。また、女優としても活動し、いくつかのB級アクション映画にも主演しています。

セイブルのレガシー：リング内外での影響力

セイブルは、リング上での華麗な技と、リングの外での大胆な行動で、女子プロレス界に大きな影響を与えました。彼女のセクシャルハラスメント訴訟は、プロレス界の労働条件の問題を浮き彫りにし、大きな議論を巻き起こしました。

セイブルボム、セイブラカンラナといったオリジナル技も彼女の大きな魅力でした。その美貌とカリスマ性、そしてプロレスラーとしての高い技術は、多くのファンを魅了し続け、女子プロレス界のレジェンドとして、現在も語り継がれています。彼女の功績は、単なるプロレスラーとしての枠を超え、エンターテイメント界全体に大きな影響を与えたと言えるでしょう。

得意技

セイブルボム (パワーボム)
セイブラカンラナ (ウラカンラナ・インベルティダ)
TKO (Total Knock Out)
マーシャルアーツ・キック
クロスボディ

獲得タイトル

WWF女子王座：1回

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