レナート・ババル

レナート・"ババル"・ソブラル

レナート・"ババル"・ソブラル（Renato "Babalu" Sobral、1975年9月7日 - ）は、ブラジル出身の男性総合格闘家。リオデジャネイロ州出身。レインMMA/キングスMMAに所属し、ブラジリアン柔術とムエタイの黒帯を保持しています。元Strikeforce世界ライトヘビー級王者。

愛称の「ババル」は、少年時代によく噛んでいたガムの商品名に由来します。

来歴

1987年にムエタイと関節技の練習を始め、1994年からはレスリングも開始しました。

総合格闘家としてのキャリアは、1999年10月28日のリングスKOKトーナメントでの初来日から始まりました。Aブロック1回戦でグロム・ザザに一本勝ち、2回戦でリー・ハスデルに判定勝ちを収めました。

2000年2月26日、リングスKOKトーナメント準々決勝でイリューヒン・ミーシャに一本勝ち、準決勝で田村潔司に判定勝ち。決勝ではダン・ヘンダーソンに判定負けを喫し、準優勝となりました。

その後もリングスで活躍し、2000年6月15日には金原弘光に判定勝ちを収めています。同年10月9日のリングスKOKトーナメントでは、Aブロック1回戦でビターゼ・タリエルに一本勝ちするも、2回戦でヴァレンタイン・オーフレイムに一本負けし、決勝ラウンドへは進めませんでした。2001年2月24日には、同じく予選ブロックで敗退した田村潔司とワンマッチで再戦し、判定勝ちを収めています。

2001年6月15日、リングス・ワールドタイトル決定トーナメントのヘビー級1回戦で高阪剛に判定勝ちするも、8月11日のトーナメント準決勝でエメリヤーエンコ・ヒョードルに判定負け。

2001年11月17日、UFCに初参戦。UFC 28でモーリス・スミスと対戦し、判定勝ちを収めました。2002年11月22日、UFC 40でチャック・リデルと対戦し、左ハイキックでKO負け。この試合後、一時UFCを離れました。

2003年9月6日、IFC世界ライトヘビー級王座決定トーナメントに出場。1回戦でトレヴァー・プラングリーに判定勝ち、準決勝でマウリシオ・ショーグンに一本勝ち、決勝でジェレミー・ホーンに判定勝ちを収め、見事王座を獲得しました。

2005年4月16日、2年半ぶりにUFCに復帰。UFC 52でトラビス・ビューと対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収めました。2006年8月26日、UFC 62の世界ライトヘビー級タイトルマッチでチャック・リデルと再戦。パウンドによりTKO負けを喫し、王座獲得に失敗しました。

2007年8月25日、UFC 74でデビッド・ヒースをアナコンダチョークで破るも、ヒースがタップしているにもかかわらず絞めを解かず、失神させたことが問題視されました。この行為は、試合前の計量時にヒースが挑発してきたことに対する報復であったと本人が認めています。試合後にはネバダ州アスレチックコミッションより25,000ドルの罰金が科せられ、ほどなくしてUFCから契約の更新がないことを通告されました。

2007年12月9日、フィリピンのマニラで開催されたRing of Fireにジョシュ・バーネット率いるチームの一員として参戦。ロドニー・ファベイラスに肩固めで一本勝ちを収めました。

2008年7月19日、Affliction旗揚げ戦Affliction: Bannedでマイク・ホワイトヘッドと対戦し、判定勝ちを収めました。2008年11月21日、Strikeforce初参戦となったStrikeforce: Destructionの世界ライトヘビー級タイトルマッチでボビー・サウスワースと対戦。肘打ちで顔面をカットさせ、1R終了時ドクターストップによるTKO勝ちを収め、王座獲得に成功しました。

2009年1月24日、Affliction: Day of Reckoningでソクジュと対戦し、アナコンダチョークで一本勝ちを収めました。2009年8月15日、Strikeforce世界ライトヘビー級王座防衛戦で挑戦者ゲガール・ムサシと対戦。開始1分、パウンドでKO負けを喫し王座陥落。この試合はもともとAffliction: Trilogyで開催される予定でしたが、同興行が中止となり、Strikeforceにスライドされる形となりました。

2010年6月16日、Strikeforce: Los Angelesでロビー・ローラーと195ポンド契約で対戦し、3-0の判定勝ち。12月4日、Strikeforce: Henderson vs. Babaluでダン・ヘンダーソンと対戦し、パウンドによるKO負けを喫しました。

2012年6月23日、ONE FC初参戦となったONE FC 4で水野竜也と対戦し、腕ひしぎ十字固めで一本勝ちを収めました。

Bellator

2013年1月17日、Bellator初参戦となったBellator 85のライトヘビー級トーナメント1回戦でミハイル・ザイーツと対戦し、パウンドでTKO負けを喫しました。2013年6月19日、Bellator 96のライトヘビー級トーナメント1回戦でジェイコブ・ノイと対戦し、スタンドパンチ連打でTKO負け。2連敗となり、試合後に引退を表明しました。

戦績

総合格闘技

SHERDOG 参照

グラップリング

獲得タイトル

ブラジルレスリング選手権 フリースタイル105kg級 優勝（1998年）
BVF 14ヘビー級トーナメント 優勝（1999年）
第2代IFC世界ライトヘビー級王座（2003年）
第2代Strikeforce世界ライトヘビー級王座（2008年）

表彰

UFC ファイト・オブ・ザ・ナイト（1回）

出演

キックボクサー ザ・リベンジ（2018年）

脚注

関連項目

男子総合格闘家一覧
Strikeforce王者一覧
UFC選手一覧

外部リンク

UFC 選手データ
MMAjunkie 選手データ
レナート・ババルの戦績 - SHERDOG（英語）
レナート・ババル - International Wrestling Database （英語）

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