一本松駅 (北海道紋別市)

一本松駅 (廃駅)

一本松駅は、かつて北海道（網走支庁）紋別市元紋別に位置していた、北海道旅客鉄道（JR北海道）名寄本線の駅でした。1989年（平成元年）5月1日、名寄本線の全線廃止に伴い、その歴史に幕を閉じました。

概要

一部の普通列車は通過する駅であり、1989年4月30日時点の時刻表では、下り5本、上り7本（快速運転列車を含む）が通過していました。

歴史

この駅は、1955年（昭和30年）12月25日に名寄本線・渚滑線・興浜南線でレールバスの運行が開始された際、利用者の利便性向上を目的に増設された仮乗降場をルーツとしています。

年表

1955年（昭和30年）12月25日：日本国有鉄道（国鉄）名寄本線の一本松仮乗降場として開業。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、北海道旅客鉄道（JR北海道）に継承。同時に駅に昇格し、一本松駅となりました。
1989年（平成元年）5月1日：名寄本線の全線廃止に伴い、廃駅となりました。

駅構造

廃止時点では、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。仮乗降場を起源とする無人駅でした。

駅周辺

駅の廃止後、周辺には新たに紋別空港が建設（移転）されました。

国道238号（オホーツク国道）
ヤソシ川
ヤソシ沼
* 北海道北見バス・北紋バス「オホーツク紋別空港」停留所

駅跡

2011年（平成23年）の時点では、地面に刺さった枕木や放置された鉄道標識が残存していました。元紋別駅跡から当駅跡附近の線路跡には防雪林が残存し、未舗装の道路として紋別空港前まで続いており、線路跡は小向駅跡まで続いていました。現在は空き地となっています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）
名寄本線

元紋別駅 - 一本松駅 - 小向駅

脚注

日本の鉄道駅一覧
特定地方交通線

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