三河一宮駅

三河一宮駅について

三河一宮駅は、愛知県豊川市一宮町下新切に位置する、東海旅客鉄道（JR東海）飯田線の駅です。豊橋駅と辰野駅を結ぶ飯田線の中間駅で、豊川市の一宮地区（旧宝飯郡一宮町域）にあります。駅の近くには三河国一宮である砥鹿神社があり、その縁から寺社風の駅舎が建てられています。

歴史

1897年（明治30年）、私鉄の豊川鉄道によって一ノ宮駅として開業しました。豊川鉄道は、現在の飯田線南部に当たる豊橋 - 大海間を運営していた鉄道会社です。当初は路線の終着駅でしたが、翌年には新城駅まで延伸し途中駅となりました。1916年（大正5年）には、駅名が現在の三河一宮駅に改称されました。これは、駅名の重複を避けるための措置で、同日に他の3つの「一ノ宮駅」もそれぞれ改称されました。1943年（昭和18年）には、豊川鉄道が国有化され、国有鉄道飯田線の駅となりました。1971年（昭和46年）には貨物営業が廃止され、旅客専用駅となり、1987年（昭和62年）の国鉄分割民営化に伴いJR東海に継承されました。

年表

1897年（明治30年）7月22日：豊川鉄道の一ノ宮駅として開業。
1898年（明治31年）4月25日：豊川鉄道線が新城駅まで延伸し、途中駅となる。
1902年（明治35年）3月27日：簡易停車場へ種別変更が認可される（実施日不明）。
1904年（明治37年）2月17日：駅へ再度種別変更。
1916年（大正5年）1月1日：三河一宮駅に改称。
1943年（昭和18年）8月1日：国有化され、国鉄飯田線の駅となる。
1971年（昭和46年）1[[2月1日]]：貨物・荷物扱い廃止。
1984年（昭和59年）3月19日：跨線橋新設。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東海が継承。
1988年（昭和63年）1[[1月1日]]：夜間無人化。
1990年（平成2年）12月19日：砥鹿神社をイメージした駅舎にリニューアル。
1992年（平成4年）2月1日：業務委託駅化。
2012年（平成24年）4月1日：無人駅化。
2025年（令和7年）春：ICカード「TOICA」の利用が可能となる（予定）。

駅構造

相対式ホーム2面2線を有する地上駅です。ホームは、タブレット交換を考慮した配置となっており、1番線ホームは飯田方面、2番線ホームは豊橋方面にずらして設置されています。駅構内では、列車の行き違いが可能です。配線は一線スルーですが、信号設備の都合上、速度制限を受けないのは豊橋方面行きの列車のみです。駅舎は上りホームに直結しており、神社の造りを模した玄関が特徴です。ホーム間は跨線橋で繋がっています。

かつては業務委託駅でJR全線きっぷうりばがありましたが、現在は無人駅となっています。豊川駅が当駅を管理しています。

利用状況

2020年度の乗車人員は1日あたり688人です。近年では、1日あたりの乗車人員は減少傾向にあります。

停車列車

三河一宮駅には、豊橋方面（上り）・飯田方面（下り）ともに、1時間に1～2本程度の列車が停車します。ラッシュ時には最大3本の列車が運行されます。停車する列車は、普通列車と上りのみ設定されている快速列車です。特急「伊那路」は通過します。

駅周辺

砥鹿神社
オーエスジーアカデミー
豊川市立一宮西部小学校
愛知県立宝陵高等学校
大きな銀杏の木（喫茶店）
三河一宮郵便局（駅名の読みとは異なり「みかわいちみや」と読む）
国道151号
東名高速道路豊川IC

バス路線

三河一宮駅バス停
豊川市コミュニティバス 一宮地区地域路線「本宮線のんほい号」中回り・西回り
砥鹿神社前バス停（駅から約400m）
豊鉄バス新豊線
* 豊川市コミュニティバス一宮線

隣の駅

東海旅客鉄道（JR東海）

飯田線

■快速（上りのみ運転）・■普通

豊川駅 (CD05) - 三河一宮駅 - 長山駅

その他

駅の詳細な情報については、豊川市の統計資料や関連するウェブサイトを参照してください。また、駅の利用状況やダイヤについては、最新の情報をJR東海の公式サイトで確認してください。

もう一度検索