上信自動車道

上信自動車道の概要

上信自動車道（じょうしんじどうしゃどう）は、群馬県渋川市から長野県東御市に至る約80kmの地域高規格道路です。この道路は1994年12月に計画路線として指定され、略して上信道（じょうしんどう）とも呼ばれています。

道路の構成

渋川西バイパス

上信自動車道の起点は群馬県渋川市中村で、関越道渋川伊香保ICの近くになります。渋川市入沢までの約3.2km区間は既存の道路を拡幅する形で整備されています。この区間は2025年度までに全線が開通する予定です。

国道17号 渋川西バイパス

この道路は、起点から群馬県渋川市金井までの延長が約5.0kmあります。選ばれた規格は第3種第2級で、車線は4車線、設計速度は60km/hに設定されています。

金井バイパス

金井ICから群馬県道35号渋川東吾妻線との交差部までの区間は、2020年6月7日に開通しました。このバイパスも国道353号の一部であり、延長は1km、車線は2車線、設計速度は60km/hです。

川島バイパスと祖母島〜箱島バイパス

川島バイパスは金井小字南牧から川島小字上の山までの約2kmの区間で、こちらも2020年6月7日に開通しました。祖母島〜箱島バイパスは、川島から箱島ICまでの約4kmで、同日に開通しています。

吾妻東バイパス

吾妻東バイパスは、箱島ICから植栗・中之条IC間を結ぶ約7kmの区間で、2029年度の開通を予定しています。また、植栗・中之条ICから厚田ICまでの約6kmも同じく2029年度に開通予定の区間です。

吾妻西バイパスと八ッ場バイパス

このバイパスは厚田ICから吾妻渓谷入口交差点間を約7kmにわたって結び、2024年3月20日に開通します。八ッ場バイパスは東吾妻町松谷から長野原町久々戸までの9.4kmの区間で、既に開通しています。

長野原バイパス

この区間は久々戸交差点から与喜屋JCT（仮称）までの2.9kmです。設計速度は60km/hで、若干の現道を活用しています。長野原嬬恋バイパスは与喜屋JCTから嬬恋村鎌原までの約8kmで、2029年度開通予定です。

嬬恋バイパスと残区間

嬬恋バイパスは村道三原鎌原線から田代湖付近までの約11km区間ですが、詳細な規格や設計速度は未定です。また、田代湖から県境を経由して終点までの約20kmの残区間も今後の調査で詳細が明らかにされる予定です。

インターチェンジ

これらのバイパスやICの事業は、渋川西バイパスの事業評価資料や既存の地図情報を基に構成されています。上信自動車道は、地域の交通網を強化し、利用者に便利なルートを提供することを目的としています。

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