上士幌駅

上士幌駅は、かつて北海道河東郡上士幌町に位置し、国鉄士幌線に属していました。電報略号は「ミシ」、事務管理コードは▲111408でした。

歴史

1926年7月10日：士幌線の士幌駅から延伸し開業。一般駅として業務を開始。
王子製紙が、音更川から木材を陸揚げし、駅の土場まで馬車軌道を敷設。
1930年3月31日：蒸気ロコモチーブクレーンを設置。
1931年11月15日：北海道拓殖鉄道の中音更駅からの路線が開業。
王子製紙の木材陸揚場所が移動し、馬車軌道も移設。
1935年11月26日：士幌線が清水谷駅まで延伸し、中間駅となる。
1941年：王子製紙が木材流送を廃止し、馬車軌道も廃止。
1949年8月31日：北海道拓殖鉄道の東瓜幕駅から当駅間の運行が停止。
1951年9月20日：幌加駅で貨車逸走事故が発生。約30km離れた当駅まで逸走し、枕木に衝突して停止。
1956年7月3日：駅構内で入換中の丸太を満載した貨車が逸走。士幌駅 - 上士幌駅間で下り旅客列車と正面衝突事故が発生し、5名の犠牲者を出す。
1982年11月15日：車扱貨物の取り扱いを廃止。
1984年2月1日：荷物の取り扱いを廃止。
1987年3月23日：士幌線の全線廃止に伴い、駅も廃止。

駅名の由来

駅名は、駅が士幌川の上流域に位置することに由来します。

駅の構造

相対式ホーム2面2線を有する、列車交換が可能な駅でした。側線も多数ありました。

駅周辺

北海道道418号上士幌停車場線
国道241号・国道273号
上士幌町役場
帯広警察署上士幌駐在所
上士幌郵便局
帯広信用金庫上士幌支店
上士幌町農業協同組合（JA上士幌町）
北海道上士幌高等学校
北海道拓殖バス上士幌営業所
十勝バス、北海道拓殖バス「上士幌農協前」「ハレタかみしほろ」停留所

駅跡地

駅跡地は現在「交通公園」として整備されています。かつては客車が留置されていましたが、老朽化のため撤去されました。2012年4月28日からは、公園内に交流施設が新設されています。

隣の駅

日本国有鉄道
士幌線：北平和駅 - 上士幌駅 - 萩ヶ岡駅
北海道拓殖鉄道（廃止）
* 北海道拓殖鉄道線：中音更駅 - 上士幌駅

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