上海西駅

上海西駅

上海西駅（シャンハイにしえき）は、中華人民共和国上海市普陀区に位置する、中国鉄路総公司（CR）と上海軌道交通の駅です。この駅は、鉄道駅と地下鉄駅が併設されており、上海の重要な交通拠点の一つとなっています。

鉄道駅

中国鉄路総公司

上海西駅には、以下の鉄道路線が乗り入れています。

京滬線（けいこせん）
滬昆線（ここんせん）
滬寧都市間鉄道（こねいとしかんてつどう）

これらの路線のうち、現在上海西駅に停車するのは滬寧都市間鉄道の高速列車（G列車）のみで、上下合わせて12本が停車します。

駅構造

地上駅で、単式ホーム1面と島式ホーム2面、計5線を有しています。ホームはドーム状の屋根で覆われています。

地下鉄駅

上海軌道交通

上海西駅には、以下の地下鉄路線が乗り入れています。

11号線
15号線

駅構造

地下駅で、島式ホーム2面4線を有しています。ホームドアが設置されています。

歴史

上海西駅は、清の時代の1907年9月に真如駅（しんにょえき）として開業しました。その後、1989年1月に現在の上海西駅に改称されました。

かつては、長距離旅客列車の始発駅として、上海駅の副次的なターミナルとしての役割を担っていましたが、設備が老朽化し、ダイヤの過密などの問題がありました。2006年7月1日に上海南駅が開業すると、旅客扱いは一時停止されました。

その後、駅舎は大規模に改築され、2010年7月1日に滬寧都市間鉄道が開業すると同時に、旅客扱いを再開しました。現在では、高速列車のみが停車する駅となっています。

地下鉄駅は、2009年12月31日に11号線が開業し、その後2021年1月23日に15号線が乗り入れました。

年表

1907年9月：真如駅として開業
1989年1月：上海西駅に改称
2006年7月1日：上海南駅開業に伴い客扱いを停止、駅舎の大改築を開始
2009年12月31日：上海軌道交通11号線が開業
2010年7月1日：滬寧都市間鉄道の開業に伴い客扱いを再開
2021年1月23日：上海軌道交通15号線が開業

駅周辺

駅周辺は、住宅地や商業施設が広がっています。今後、鉄道駅と地下鉄駅は地下道で結ばれる予定です。

隣の駅

中国鉄路総公司

京滬線（現在、停車する列車なし）：江橋鎮駅 - 上海西駅 - 上海駅
滬昆線：上海駅 - 上海西駅 - 封浜駅
滬寧都市間鉄道：上海駅 - 上海西駅 - 南翔北駅

上海軌道交通

11号線：真如駅 - 上海西站駅 - 李子園駅
15号線：武威東路駅 - 上海西站駅 - 銅川路駅

関連項目

中華人民共和国の鉄道
上海列車事故（1988年3月24日発生）：この駅の西方で発生した鉄道事故

上海西駅は、歴史的な変遷を経て、現在では高速列車と地下鉄が乗り入れる、上海の重要な交通拠点として機能しています。

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