上田祐介
上田 祐介（うえだ ゆうすけ、1981年6月28日 - ）は、日本のプロレスラーである。リングネーム@UEXILEとしても広く知られ、特にハッスルMAN'Sワールドを中心に活動した。そのキャリアは多岐にわたる職歴から始まり、個性的なキャラクターでファンを魅了した。
プロレスラーへの道のり
九州産業大学を卒業後、彼は故郷に戻り電設資材卸売業の会社員として社会人生活を送った。就職して一年後には結婚するが、その三年後には離婚に至り、同時に勤めていた会社も退職する。その後、単身東京へ上京し、六本木のサパークラブに勤務。転機となったのは、大学時代の先輩である炭谷信介氏の紹介だった。その伝手で、プロレスラー坂田亘氏が経営する飲食店「代官山わたる」に転職。さらに、坂田氏が手掛ける別の店舗であるとんかつ店「よしかつ」の店員、都内のフィットネスジムでのインストラクターなど、様々な職業を経験しながらプロレスラーへの道を模索した。現在はTAKESHIBAコロシアムの運営を手がける株式会社エクスカリバーに所属している。
@UEXILEとしてのデビュー
プロレスラーとしての第一歩は、2010年7月10日のこと。「ジェッツ1」と銘打たれた興行が西調布格闘技アリーナで開催され、彼はリングネーム@UEXILEとしてデビューを飾った。デビュー戦の相手はバンビキラーだったが、わずか55秒での秒殺敗北という厳しい洗礼を受ける。続く9月10日、新宿FACEで行われた「ハッスルMAN'Sワールド旗揚げ戦」ではジョーメガロドンと対戦するも、ここでも勝利を手にすることはできず、連敗スタートとなった。
ハッスルMAN'Sワールドでの軌跡
リングデビュー直後から連敗が続いた@UEXILEだが、そのユニークなキャラクターは徐々に注目を集める。2010年9月11日には新宿ロフトプラスワンで開催されたイベント「うまい棒大感謝祭」に「うまい棒レスラー」として出演するなど、プロレスの枠を超えた活動も見せた。リング上では、特に鞭を用いた攻撃を受ける試合が彼の個性の一部となった。2010年11月2日の「ジェッツ2」では、バンビキラーとの再戦をアピールするも、リングに現れたのはKAIENTAI-DOJO所属のバンビだった。バンビからの容赦ない鞭による攻撃に本気で痛がる彼の姿は、会場に大きな爆笑と歓声を生んだ。この試合の好評を受け、次戦となる「ジェッツ3」（12月4日）では「世界のムチ使い」こと藤田ミノルと対戦。再び鞭の洗礼を浴びて敗戦した。また、2011年1月27日の「ハッスルマンズワールド#4」でのKAMIKAZE、バンビとの3WAY「酔いどれルール」マッチでも、再びバンビの鞭の餌食となり、敗れている。
待望の初勝利
連敗を重ねながらも経験を積んだ@UEXILEは、2010年12月28日の「ジェッツ4」では、坂田亘をパートナーに迎え、大谷晋二郎、越中詩郎というプロレス界の大物タッグ相手に自身初のメインイベントを務めた。意地を見せるも勝利には届かなかったが、この経験が糧となる。そして、ついに待望のプロレスラーとしての初勝利を挙げたのは、2011年5月28日の「ハッスルマンズワールド#6」でのメインカードだった。若鷹ジェット信介、坂田亘とのトリオで5人組を相手にした変則タッグマッチに挑み、相手の一人であるITOから、自身の得意技である跳びつきスイングDDTからの片エビ固めへの鮮やかな連携で3カウントを奪取した。
終焉、空白期間、そして再出発
2012年3月16日、ZERO1後楽園ホール大会にて、プロデューサーである中村カントクからハッスルMAN'Sワールドの突然の終結が宣言された。その際、中村カントクは@UEXILEに対し、「お前が上田祐介として、もう一度このリングに立てるときが来たら、そのときはハッスルマンズワールド、認めてやるよ」という言葉を贈った。この出来事を機に、@UEXILEは一度表舞台から姿を消し、本名である「上田祐介」としてプロレスラーを続けるための再スタートを目指し、トレーニングに励んだ。
約半年間の充電期間を経て、2012年9月19日、彼はリングネームを本名である上田祐介に改め、プロレスのリングに戻ってきた。ZERO1の「若大将CUP」TAKESHIBAコロシアム大会にて、横山佳和を相手に再デビュー戦を行ったが、6分31秒、逆片エビ固めで敗れる結果となった。
レスラーとしての特色
上田祐介は、そのユニークな個性と特定の技でプロレスファンに記憶されている。得意技としては、彼の好物にちなんだ「うまい棒式ドロップキック（たらこ味）」や「ガリガリバスター」が挙げられる。入場テーマ曲には、EXILEの「Lovers Again」を使用している。これは、デビュー当初のリングネームである@UEXILEが、ヴォーカルのATSUSHIに容姿が似ていることから名付けられたことに由来する。また、彼の試合における名物の一つが、入場時にファンから大量の「うまい棒」がリングに投げ込まれる光景である。時には特大サイズのうまい棒や関連グッズが投げ込まれることもあり、会場を盛り上げる恒例行事となっていた。口癖は「関係ねえっす」「～す」である。
リング外での側面
ハッスルMAN'Sワールドの活動が終了した後、リング外での彼の動向も一部で注目された。特にSNS上での発言は、時に物議を醸す内容が含まれるとして、一部では暴言、虚言、犯罪自慢といった批判を受け、危険人物として悪名が広まった時期もあったとされる。
現在
現在は、プロレス活動の拠点であるTAKESHIBAコロシアムを運営する株式会社エクスカリバーに所属し、キャリアを継続している。多才な職歴を経てプロレスラーとなり、独特のキャラクターと波乱に満ちた経歴を持つ上田祐介は、日本のプロレス界において異彩を放つ存在と言えるだろう。
プロレスラーへの道のり
九州産業大学を卒業後、彼は故郷に戻り電設資材卸売業の会社員として社会人生活を送った。就職して一年後には結婚するが、その三年後には離婚に至り、同時に勤めていた会社も退職する。その後、単身東京へ上京し、六本木のサパークラブに勤務。転機となったのは、大学時代の先輩である炭谷信介氏の紹介だった。その伝手で、プロレスラー坂田亘氏が経営する飲食店「代官山わたる」に転職。さらに、坂田氏が手掛ける別の店舗であるとんかつ店「よしかつ」の店員、都内のフィットネスジムでのインストラクターなど、様々な職業を経験しながらプロレスラーへの道を模索した。現在はTAKESHIBAコロシアムの運営を手がける株式会社エクスカリバーに所属している。
@UEXILEとしてのデビュー
プロレスラーとしての第一歩は、2010年7月10日のこと。「ジェッツ1」と銘打たれた興行が西調布格闘技アリーナで開催され、彼はリングネーム@UEXILEとしてデビューを飾った。デビュー戦の相手はバンビキラーだったが、わずか55秒での秒殺敗北という厳しい洗礼を受ける。続く9月10日、新宿FACEで行われた「ハッスルMAN'Sワールド旗揚げ戦」ではジョーメガロドンと対戦するも、ここでも勝利を手にすることはできず、連敗スタートとなった。
ハッスルMAN'Sワールドでの軌跡
リングデビュー直後から連敗が続いた@UEXILEだが、そのユニークなキャラクターは徐々に注目を集める。2010年9月11日には新宿ロフトプラスワンで開催されたイベント「うまい棒大感謝祭」に「うまい棒レスラー」として出演するなど、プロレスの枠を超えた活動も見せた。リング上では、特に鞭を用いた攻撃を受ける試合が彼の個性の一部となった。2010年11月2日の「ジェッツ2」では、バンビキラーとの再戦をアピールするも、リングに現れたのはKAIENTAI-DOJO所属のバンビだった。バンビからの容赦ない鞭による攻撃に本気で痛がる彼の姿は、会場に大きな爆笑と歓声を生んだ。この試合の好評を受け、次戦となる「ジェッツ3」（12月4日）では「世界のムチ使い」こと藤田ミノルと対戦。再び鞭の洗礼を浴びて敗戦した。また、2011年1月27日の「ハッスルマンズワールド#4」でのKAMIKAZE、バンビとの3WAY「酔いどれルール」マッチでも、再びバンビの鞭の餌食となり、敗れている。
待望の初勝利
連敗を重ねながらも経験を積んだ@UEXILEは、2010年12月28日の「ジェッツ4」では、坂田亘をパートナーに迎え、大谷晋二郎、越中詩郎というプロレス界の大物タッグ相手に自身初のメインイベントを務めた。意地を見せるも勝利には届かなかったが、この経験が糧となる。そして、ついに待望のプロレスラーとしての初勝利を挙げたのは、2011年5月28日の「ハッスルマンズワールド#6」でのメインカードだった。若鷹ジェット信介、坂田亘とのトリオで5人組を相手にした変則タッグマッチに挑み、相手の一人であるITOから、自身の得意技である跳びつきスイングDDTからの片エビ固めへの鮮やかな連携で3カウントを奪取した。
終焉、空白期間、そして再出発
2012年3月16日、ZERO1後楽園ホール大会にて、プロデューサーである中村カントクからハッスルMAN'Sワールドの突然の終結が宣言された。その際、中村カントクは@UEXILEに対し、「お前が上田祐介として、もう一度このリングに立てるときが来たら、そのときはハッスルマンズワールド、認めてやるよ」という言葉を贈った。この出来事を機に、@UEXILEは一度表舞台から姿を消し、本名である「上田祐介」としてプロレスラーを続けるための再スタートを目指し、トレーニングに励んだ。
約半年間の充電期間を経て、2012年9月19日、彼はリングネームを本名である上田祐介に改め、プロレスのリングに戻ってきた。ZERO1の「若大将CUP」TAKESHIBAコロシアム大会にて、横山佳和を相手に再デビュー戦を行ったが、6分31秒、逆片エビ固めで敗れる結果となった。
レスラーとしての特色
上田祐介は、そのユニークな個性と特定の技でプロレスファンに記憶されている。得意技としては、彼の好物にちなんだ「うまい棒式ドロップキック（たらこ味）」や「ガリガリバスター」が挙げられる。入場テーマ曲には、EXILEの「Lovers Again」を使用している。これは、デビュー当初のリングネームである@UEXILEが、ヴォーカルのATSUSHIに容姿が似ていることから名付けられたことに由来する。また、彼の試合における名物の一つが、入場時にファンから大量の「うまい棒」がリングに投げ込まれる光景である。時には特大サイズのうまい棒や関連グッズが投げ込まれることもあり、会場を盛り上げる恒例行事となっていた。口癖は「関係ねえっす」「～す」である。
リング外での側面
ハッスルMAN'Sワールドの活動が終了した後、リング外での彼の動向も一部で注目された。特にSNS上での発言は、時に物議を醸す内容が含まれるとして、一部では暴言、虚言、犯罪自慢といった批判を受け、危険人物として悪名が広まった時期もあったとされる。
現在
現在は、プロレス活動の拠点であるTAKESHIBAコロシアムを運営する株式会社エクスカリバーに所属し、キャリアを継続している。多才な職歴を経てプロレスラーとなり、独特のキャラクターと波乱に満ちた経歴を持つ上田祐介は、日本のプロレス界において異彩を放つ存在と言えるだろう。
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