上郷 (つくば市)

上郷（かみごう）

茨城県つくば市西部に位置する上郷は、豊かな自然と生活の利便性が調和した地域です。郵便番号は300-2645で、2020年4月時点の人口は4,003人です。

地理

上郷は、つくば市の西部に位置し、西部には小貝川が流れています。市街地化された区域には商店街や住宅地が形成されていますが、その周辺には田畑が広がり、自然豊かな景観が保たれています。

隣接する地域は、北は吉沼・田倉、東は手子生（てごまる）・木俣（このまた）・中別府、南は高須賀、西は常総市と多岐にわたります。また、木俣を挟む形で東に飛地があり、こちらは北が今鹿島・高野、東が野畑、南が上河原崎・中別府、東が手子生・木俣と接しています。

歴史

中世まで

中世までの上郷に関する詳しい記録は多くありません。

近世

文禄年間（1593年 - 1596年）の検地により、上郷は筑波郡台豊田上郷村となりました。当初は多賀谷氏の領地でしたが、慶長7年（1602年）に幕府領となりました。元禄10年（1697年）には幕府と旗本有田氏の相給となりますが、享保10年（1725年）には再び幕府単独の支配下となりました。

享保2年（1717年）、台豊田上郷村は上郷村と改称されました。

近代

明治2年（1869年）には若森県の所轄となり、明治8年（1875年）に茨城県上郷村、明治11年（1878年）には筑波郡上郷村となりました。明治22年（1889年）には上郷村大字上郷となり、村役場が設置されました。

現代

昭和28年（1953年）に上郷町となり、昭和30年（1955年）からは豊里町の大字となりました。その後の市町村合併により、現在はつくば市の一部となっています。

世帯数と人口の変遷

上郷の世帯数と人口は、時代の変遷とともに変化してきました。詳細なデータについては、今後の調査が待たれます。

小・中学校の学区

上郷に在住する児童・生徒が市立小・中学校に通う場合、学区は以下のようになります。

小学校：豊里学園つくば市立上郷小学校
中学校：豊里学園つくば市立豊里中学校

交通

路線バス

関東鉄道のバスが、石下駅 - つくばセンター - 土浦駅間を結んでいます。
つくば市コミュニティバス「つくバス」の西部シャトルと上郷シャトルが運行しています。

道路

以下の県道が上郷を通っています。

茨城県道24号土浦境線
茨城県道45号つくば真岡線
茨城県道123号土浦坂東線
茨城県道133号赤浜谷田部線

施設

上郷には、地域の生活を支える様々な施設があります。

豊里学園つくば市立上郷小学校
つくば市立上郷児童館
上郷幼稚園
上郷保育所
つくばインターナショナルスクール
つくば市消防本部中央消防署豊里分署
上郷郵便局
JAつくば市農産物直売所「四季の郷」
結城信用金庫豊里支店
八坂公園
川口公園

史跡

金村別雷神社

ギャラリー

出身者

土田馬太郎

脚注

詳細な情報は、以下の参考文献をご参照ください。

参考文献

角川日本地名大辞典編纂委員会 編『角川日本地名大辞典 8 茨城県 総説・地名編』角川書店、2009年9月25日。ISBN 978-4-04-622910-6。
沢辺進『豊里町小史』崙書房、1974年12月30日。OCLC 51052843。

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