不動七重の滝

不動七重の滝

概要

不動七重の滝は、奈良県吉野郡下北山村、吉野熊野国立公園の特別地域内に位置する、日本の滝百選に選ばれた名瀑です。前鬼川にかかる七重の段瀑であり、その総落差は約160メートルにも及びます。滝を形成する地質は、白亜紀付加体の砂岩で構成されています。上流には三重滝があり、下流には池原ダムが設けられています。

滝は、その名の通り、七つの段になって流れ落ちる様子が特徴的で、それぞれの段が異なる表情を見せてくれます。四季折々の自然が織りなす風景と、滝の迫力ある流れが調和し、訪れる人々を魅了します。特に紅葉の時期には、周囲の木々が色鮮やかに染まり、滝とのコントラストがより一層美しい景観を作り出します。

アクセス

公共交通機関を利用する場合は、国道169号線沿いにあるバス停「前鬼口」で下車します。そこから西側へ曲がり、林道を北へ進むと滝にたどり着けます。林道は整備されていますが、一部道幅が狭い箇所もありますので、運転には注意が必要です。また、駐車場から滝までは徒歩での移動となります。

周辺情報

不動七重の滝周辺には、豊かな自然が残されており、ハイキングやトレッキングを楽しむことができます。また、前鬼・後鬼の伝説が残る地域でもあり、歴史や文化に触れることもできます。下北山村の公式サイトでは、観光情報やイベント情報が提供されており、訪れる前に確認することをおすすめします。

参考文献

北中康文『日本の滝 2 西日本767滝』山と溪谷社

関連項目

前鬼・後鬼

外部リンク

* 観光ガイド 「聖地」の四季と伝説 - 下北山村公式サイト

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