中ノ岱駅

中ノ岱駅（なかのたいえき）は、かつて北海道雨竜郡北竜町板谷に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）札沼線の廃止された鉄道駅です。この駅は、事務管理コード▲120212が付与されていました。

歴史

中ノ岱駅は、1956年（昭和31年）11月16日に、札沼線の石狩追分駅と石狩沼田駅間の区間が復活した際に、新たに設置されました。開業当初から旅客のみを取り扱う駅として機能していました。しかし、1972年（昭和47年）6月19日、札沼線の新十津川駅と石狩沼田駅間の区間が廃止されたことに伴い、中ノ岱駅もその歴史に幕を閉じました。

駅名の由来

駅名の「中ノ岱」は、その所在地が「碧水」と「和」という二つの地名の中間に位置する丘陵地帯であったことに由来します。この地域に「板谷」という地名がありますが、これは1913年（大正2年）にこの地に農場を開設した小樽の板谷商船の社長、板谷宮吉氏の姓にちなんでいます。

駅構造

中ノ岱駅は、簡易的な構造の1面1線のホームを持つ駅でした。ホームは踏切の札幌側、すなわち札幌方面に向かって左手（北東側）に設置されており、ホームの横には待合室が設けられていました。

駅跡

現在、中ノ岱駅の跡地には、国道脇の東側に、駅が置かれていた当時の築堤がわずかに残されています。この築堤が、かつてここに駅が存在した証として残っています。

隣の駅

中ノ岱駅は、札沼線において以下の駅と隣接していました。

日本国有鉄道
札沼線
和駅 - 中ノ岱駅 - 碧水駅

その他

中ノ岱駅は、廃止された路線、いわゆる赤字83線の一つでした。また、駅跡の向かい側には、道の駅サンフラワー北竜が国道275号線沿いに設けられています。

外部リンク

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス - 1968年撮影の航空写真で、中ノ岱駅の様子を写真中央左寄りで確認できます。MHO682X-C4-9。

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