石狩追分駅

石狩追分駅（いしかりおいわけえき）

石狩追分駅は、かつて北海道雨竜郡雨竜町満寿に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）札沼線の廃駅です。この駅は、事務管理コード▲120209として管理されていました。

歴史

1931年（昭和6年）10月10日：札沼北線の石狩沼田駅から中徳富駅（現在の新十津川駅）間が開通した際に、一般駅として開業しました。
1943年（昭和18年）10月1日：太平洋戦争の激化により、石狩月形駅から当駅までの区間が不要不急線として休止となり、石狩追分駅が終着駅となりました。
1944年（昭和19年）7月21日：石狩追分駅から石狩沼田駅間の休止に伴い、駅も休止となりました。
1956年（昭和31年）11月16日：雨竜駅から石狩沼田駅間の路線が復活し、石狩追分駅も再開、札沼線が全線復旧しました。
1972年（昭和47年）6月19日：札沼線の新十津川駅から石狩沼田駅間が廃止されたことに伴い、石狩追分駅も廃駅となりました。

駅名の由来

駅名の「石狩追分」は、この地域が古くから石狩国と天塩国を結ぶ交通の要所、すなわち「追分」であったことに由来します。駅名に旧国名の「石狩」を冠したのは、開業当時、すでに道内に同名の駅が存在していたためです。

駅構造

駅舎は、札幌方面に向かって左手の東側に建てられていました。駅の裏側には島状の単式ホームが1面1線設けられており、駅舎とホームの間には貨物の積み下ろし用の線路が1本ありました。ただし、貨物ホーム自体は設置されていませんでした。線路の分岐器は、貨物積み下ろし線側に開いた片開き式で、本線側は一線スルーのような構造になっていました。

駅跡

現在、駅の設備はすべて撤去されていますが、かつて駅が存在したことを示す記念碑が建てられています。この記念碑は、石狩追分駅が地域に果たした役割を今に伝えるものです。

隣の駅

日本国有鉄道

札沼線

雨竜駅 - <中雨竜仮乗降場> - 石狩追分駅 - 渭ノ津駅

関連項目

追分駅 (曖昧さ回避)
赤字83線

外部リンク

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1963年撮影航空写真。中央やや左手に当駅が確認できます。

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