中土駅

中土駅（なかつちえき）

中土駅は、長野県北安曇郡小谷村に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）大糸線の駅です。2015年3月14日の谷浜駅のえちごトキめき鉄道への移管以降、JR西日本が管轄する駅として最も東に位置しています。

歴史

1957年（昭和32年）に大糸線が全線開通するまで、中土駅は大糸南線の終着駅としての役割を担っていました。

年表

1935年（昭和10年）11月29日：国有鉄道大糸南線が信濃森上駅から当駅まで開通し、開業。
1957年（昭和32年）8月15日：当駅から大糸北線小滝駅までの区間が開業し、松本駅 - 糸魚川駅間が全線開通。同時に大糸線と改称し、途中駅となる。
1978年（昭和53年）9月22日：貨物営業を廃止。
1983年（昭和58年）3月25日：荷物扱いを廃止し、駅員無配置駅となる。その後、簡易委託駅となる。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR西日本の駅となる。
1995年（平成7年）7月11日：7・11水害により姫川が増水し、駅舎が浸水。
2014年（平成26年）11月22日：長野県神城断層地震により信濃大町駅 - 糸魚川駅間が不通となる。
2014年（平成26年）11月26日：南小谷駅 - 平岩駅間復旧により営業再開。

駅名の由来

駅名は、駅周辺の集落名である「中谷」と「土谷」の頭文字を組み合わせた地区名に由来します。この地区名については、中土村も参照してください。

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅（停留所）で、北陸広域鉄道部が管理する無人駅です。2005年（平成17年）頃までは列車交換設備を有していました。1935年から1957年までの22年間、中土駅が大糸南線の終端駅であったため、蒸気機関車の転車台が南小谷方に設けられており、全線開通後も残されていました。

駅舎には待合室があり、その隣には以前出札口と事務室として使用されていた部屋があります。また、ホームの向かい側には乗務員や保線要員が利用していた鉄道建物があります。

利用状況

長野県統計書によると、1日平均の乗車人員は以下の通りです。

2007年度 - 8人
2009年度 - 4人
2010年度 - 2人
2013年度 - 3人
2014年度 - 2人
2015年度 - 3人
2016年度 - 2人
2017年度 - 1人
2018年度 - 1人
2019年度 - 1人
2020年度 - 0人

駅周辺

姫川
下里瀬温泉
姫川第二発電所、姫川第三ダム
小谷村営バス「中土駅前」停留所

その他

北陸おでかけパスのフリーエリアは当駅までです。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

■大糸線

南小谷駅 - 中土駅 - 北小谷駅

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
博多南駅 - JR西日本最西端の駅（博多南線）
和倉温泉駅 - JR西日本最北端の駅（七尾線）
串本駅 - JR西日本最南端の駅（紀勢本線）

外部リンク

中土駅｜駅情報：JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道

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