中宮温泉

中宮温泉について

中宮温泉は、石川県白山市、かつての加賀国に位置する温泉地です。白山白川郷ホワイトロードの無料区間にあり、自然に囲まれた場所に位置しています。冬季は道路が閉鎖されるため、12月から4月までは休業となります。

泉質

泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、低張性中性高温泉に分類されます。源泉温度は61℃で、湧出時は無色透明ですが、酸化により黄褐色に変化します。とろみのある湯が特徴で、飲泉も可能です。特に胃腸への効能があるとされています。

温泉街の様子

温泉街は、白山国立公園内の山あいの谷間に位置し、豊かな自然に囲まれています。旅館は2軒あり、「にしやま旅館」と「湯宿くろゆり」があります。また、中宮温泉組合が管理する共同露天風呂「薬師の湯」も温泉街にあります。

歴史

中宮温泉は、1200年の歴史を持つとされています。白山開山の祖である泰澄大師が、傷ついた白鳩を見て発見したという伝説が残っています。古くから霊泉とされ、1574年には初めて浴室が設けられました。1961年には、「白山温泉郷」の一部として国民保養[[温泉地]]に指定されました。ただし、「白山温泉郷」という名称は指定上のものであり、実際には白山温泉郷というまとまった温泉地が形成されていたわけではありません。

2020年2月には、白山白川郷ホワイトロードの無料区間で大規模な土砂崩れが発生し、翌年4月まで休業を余儀なくされました。さらに、2022年8月には2020年の災害とは別の場所で道路崩落が発生し、石川県側からのアクセスが困難な状況となっています。

アクセス

自動車

金沢から国道157号・国道360号経由で約1時間20分
北陸[[自動車道]]小松ICから国道360号経由で約1時間

路線バス

白山市コミュニティバス「めぐーる」の尾口ルートに乗り、「中宮温泉」バス停で下車すぐです。ただし、日曜日・祝日（年末年始を含む）は運休となります。また、前述の災害の影響により、バスの乗り入れは現在中止されています。

関連情報

関連項目
温泉
温泉街
外湯
温泉番付
日本の[[温泉地一覧]]

外部リンク
白山中宮温泉

注意事項

冬季は道路が閉鎖されるため、訪問の際は事前に確認が必要です。
2022年8月の道路崩落により、石川県側からのアクセスは困難な状況が続いています。訪問の際は最新の情報を確認してください。

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