久居駐屯地

陸上自衛隊久居駐屯地について

陸上自衛隊久居駐屯地は、三重県津市久居新町に所在する駐屯地です。第33普通科連隊を主力とし、中部[[方面隊]]隷下の部隊が駐屯しています。

概要

駐屯地の南側には訓練場があり、津市一志地域には屋外射撃場が設けられています。最寄りの演習場は久居（風早）演習場です。駐屯地司令は第33普通科連隊長が兼務しています。

歴史

久居駐屯地の歴史は、警察予備隊久居駐屯地として1952年に開設されたことに始まります。その後、保安隊、陸上自衛隊へと組織改編が行われ、現在に至っています。

1952年7月：警察予備隊第7連隊第3大隊が舞鶴駐屯地から移駐し、駐屯地が開設。
1952年10月：警察予備隊が保安隊に改編。
1953年2月：第531施設大隊が舞鶴駐屯地から移駐。
1954年6月：第7連隊第3大隊が富士駐屯地へ移駐。
1954年7月：陸上自衛隊へ移管。第531施設大隊が第105施設大隊に改称。
1954年9月：第14普通科連隊第3大隊が編成完結。
1957年12月：第105施設大隊が神町駐屯地へ移駐。
1958年6月：第10混成団本部が大久保[[駐屯地]]から移駐。
1959年6月：第10混成団本部及び諸隊が守山駐屯地へ移駐。
1962年1月：第14普通科連隊第3大隊を基幹として第33普通科連隊が編成完結。
1964年8月：第116教育大隊が新編。
1975年10月：昭和天皇、香淳皇后が駐屯地グラウンドに行幸啓。
2004年3月：第116教育大隊が廃止。第10後方支援連隊第2整備大隊第2普通科直接支援中隊が新編。
2015年3月：会計隊の改編に伴い、第337会計隊が廃止され第408会計隊久居派遣隊が配置。

駐屯部隊

現在、久居駐屯地には以下の部隊が駐屯しています。

中部[[方面隊]]隷下部隊
第10師団
第33普通科連隊
第10後方支援連隊
第2整備大隊
第2普通科直接支援中隊
中部方面会計隊
第408会計隊
久居派遣隊
中部方面システム通信群
第104基地システム通信大隊
第306基地通信中隊
久居派遣隊
久居駐屯地業務隊
防衛大臣直轄部隊
中部方面警務隊
第130地区警務隊
久居派遣隊

過去の駐屯部隊

過去には、以下の部隊が久居駐屯地に駐屯していました。

第7連隊第3大隊（1952年7月～1954年6月）
第531施設大隊（1953年2月～1954年6月）
第105施設大隊（1954年7月～1957年12月）
第10混成団本部及び諸隊（1958年6月～1959年6月）
第14普通科連隊第3大隊（1952年7月～1962年1月）
第116教育大隊（1964年8月～2004年3月）

最寄りの幹線交通

久居駐屯地へのアクセスは以下の通りです。

高速道路：伊勢自動車道、久居IC
一般道：国道23号、国道165号、三重県道15号、三重県道114号、三重県道658号、三重県道776号
鉄道: 近畿日本[[鉄道]]名古屋線久居駅（久居駐屯地に隣接）
港湾: 四日市港、津松阪港、尾鷲港
飛行場: 明野飛行場

周辺の重要施設

駐屯地周辺には、以下の重要な施設があります。

川越火力発電所
四日市火力発電所
尾鷲三田火力発電所
西部変電所
北勢変電所
三重開閉所
三岐幹線
三重東近江線
四日市LPG基地
四日市LNGセンター
コスモ石油四日市製油所
昭和四日市製油所
BASFジャパン
KDDI送信所
ジャパン マリンユナイテッド技術研究所

特徴

久居駐屯地には、資料館の隣に展示用の74式戦車が置かれています。また、第33普通科連隊は、旧陸軍の歩兵第33連隊と同じ敷地を使用し、同じ番号を使用しているという全国でも珍しい特徴があります。さらに、三重県からの要請で青山高原の道路整備や津市立一志中学校の校地整備にも携わっています。

参考資料

久居市史

外部リンク

久居駐屯地

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