五ヶ山駅

五ヶ山駅 (ごかやまえき) の概要

五ヶ山駅は、かつて北海道雨竜郡沼田町に位置していた、日本国有鉄道（国鉄）札沼線の駅です。1956年に開業しましたが、1972年の札沼線の一部区間の廃止に伴い、その短い歴史に幕を閉じました。駅の事務管理コードは▲120215でした。

歴史

1956年（昭和31年）11月16日: 札沼線の石狩追分駅から石狩沼田駅間が復活した際、新たに駅として開業しました。
1972年（昭和47年）6月19日: 札沼線の新十津川駅から石狩沼田駅間が廃線となったことに伴い、五ヶ山駅も廃止されました。

駅名の由来

駅名の「五ヶ山」は、富山県東礪波郡（現在の南砺市）の五箇山地域からの開拓民が入植したことに由来しています。この地域からの移住者が、この地に新たな生活を築いた証として駅名にそのルーツが刻まれました。

駅構造

五ヶ山駅は、簡易型の1面1線の構造でした。ホームは、北海道道549号峠下沼田線の踏切の札幌方面に向かって右側（西北側）に設置されていました。ホームのすぐ横には、簡素な駅舎が設けられていました。この簡素な構造が、当時のローカル線の雰囲気を今に伝えています。

駅跡

現在の五ヶ山駅の跡地は、沼田工業団地の分譲地として整備されています。かつての駅の面影はほとんど残っていません。

周辺

五ヶ山駅の周辺には、以下の施設や道路が存在していました。

北海道道549号峠下沼田線
国道275号
北海道道428号奥美葉牛沼田線
幌新太刀別川
沼田工業団地
日本パッケージシステム北海道工場
正和北海道工場

これらの道路や施設は、地域住民の生活や産業を支える重要な役割を担っていました。

隣の駅

廃止時、五ヶ山駅の隣には以下の駅がありました。

日本国有鉄道 札沼線
北竜駅 - 五ヶ山駅 - 石狩沼田駅

これらの駅は、札沼線の各駅と地域を繋ぎ、人々の移動を支えていました。

脚注

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスで、1963年撮影の航空写真を見ると、写真右下隅に五ヶ山駅が確認できます。また、国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスで、1977年撮影の航空写真を見ると、駅跡は整地されており、その痕跡は全く残っていないことがわかります。

関連項目

赤字83線

外部リンク

国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1963年撮影航空写真：MHO631X-C1-6 写真右下隅に当駅。
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービス 1977年撮影航空写真：CHO7727-C4-14 跡地は整地されており痕跡は残されていない。

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