伊藤和明

伊藤和明について

伊藤和明氏は、1930年生まれの日本の防災専門家です。元NHK解説委員であり、防災情報機構特定非営利活動法人会長、特定非営利活動法人日本防災士機構理事、立山カルデラ砂防博物館名誉館長、伊豆大島火山博物館名誉館長など、数々の要職を歴任しています。その専門知識と経験を活かし、防災に関する啓発活動や政策提言に積極的に取り組んでいます。

経歴

1930年、東京都に生まれる。
1953年、東京大学理学部地学科を卒業。その後、東京大学教養学部の助手を務める。
1959年、NHKに入局し、科学番組の制作を担当。
1978年、NHK解説委員に就任。
1990年から2000年まで、NHK部外委嘱解説委員を務める。
1990年から2001年まで、文教大学国際学部教授を兼任。
2000年6月、国際トロッコサミット実行委員会委員長に就任。
2002年1月、防災情報機構特定非営利活動法人の会長に就任。
2003年7月31日、中央防災会議災害教訓の継承に関する専門調査会座長に就任。

公職

伊藤氏は、数多くの公職も歴任しています。以下はその一部です。

21世紀の消防を考える会座長（自治省消防庁）
中央公害対策審議会委員（環境庁）
消防審議会会長（総務省消防庁）
海洋開発審議会委員（総理府）
地震調査研究推進本部政策委員会委員（文部[[科学省]]）
社会資本整備審議会河川分科会委員（国土交通省）
中央防災会議専門委員（内閣府）
地球環境研究等企画委員会委員（環境省）

受賞歴

1991年には、国土庁防災功績者賞を受賞しています。

著書

伊藤氏は、防災や環境に関する多くの著書を執筆しています。主な著書は以下の通りです。

『地震はなぜおこる』（1980年、フレーベル館）
『火山 : 噴火と災害』（1981年、保育社）
『地震と人 : その破壊の実態と対策』（1984年、同文書院）
『火山噴火予知と防災 : ドキュメント伊豆大島』（1987年、岩波書店）
『自然とつきあう : 実りある環境教育のために』（1987年、明治図書出版）
『大地震・あなたは大丈夫か』（1990年、日本放送出版協会）
『大気汚染から地球をまもれ!』（1991年、ポプラ社）
『地球から森が消えていく』（1991年、ポプラ社）
『わたしたちの水があぶない!』（1991年、ポプラ社）
『フロンガスがオゾン層をこわす : 紫外線をふせぐオゾン層』（1991年、ポプラ社）
『地震はなぜおこる』（1992年、フレーベル館）
『巨大地震と大噴火 : Close-up』（1993年、世界文化社）
『直下地震!』（1995年、岩波書店）
『住まいの耐震診断・補強のすすめ : どう実現する安全な家と町』（1997年、彰国社）
『地震から暮らしを守る町づくり : 大震災から学んだ74の提言』（1998年、彰国社）
『身近にひそむ環境ホルモン・ダイオキシン』（1999年、金の星社）
『人間が地球の環境をこわしてきた』（2000年、ポプラ社）
『地震と噴火の日本史』（2002年、岩波書店）
『世界の富士山』（2004年、山海堂）
『津波防災を考える : 「稲むらの火」が語るもの』（2005年、岩波書店）
『日本の地震災害』（2005年、岩波書店）
『深海にひめられた地球の真実』（2006年、旺文社）
『最先端科学がときあかす宇宙』（2007年、旺文社）

その他

伊藤氏は、NHKの子供向け科学番組「夏休み子ども科学電話相談」で、科学分野の回答者としても活躍しました。また、立山カルデラ砂防博物館の名誉館長も務めています。

関連情報

NHK[[解説委員室]]
防災士
立山カルデラ砂防博物館

外部リンク

伊藤和明の「防災えんす」
防災情報機構NPO法人
伊藤和明への講演会依頼
* 伊藤和明　プロフィール

伊藤和明氏は、その長年の経験と知識を活かし、防災に関する啓発活動や政策提言を通じて、社会に貢献し続けています。

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