伊藤康一

伊藤康一について

伊藤康一氏は、1959年9月16日に東京都で生まれた日本の外交官です。1984年3月に東京大学法学部第三類を卒業後、同年4月に外務省に入省しました。

外務省でのキャリア

伊藤氏は、外務省入省後、数々の重要な役職を歴任しています。初期には、在中華人民共和国日本国大使館で一等書記官、参事官を歴任し、中国との外交関係構築に尽力しました。その後、総合外交政策局や大臣官房にて、軍備管理、地球環境問題などの政策立案にも携わっています。

2005年からは、財団法人交流協会台北事務所総務部長として、台湾との関係強化に貢献。2008年には、アジア大洋州局地域政策課長として、アジア太平洋地域の外交政策に携わりました。

大使、総領事としての活躍

2010年7月には在マレーシア日本国大使館公使に就任し、東南アジア地域との関係強化に貢献しました。2012年5月には在広州日本国総領事館総領事として、中国南部地域における領事業務を統括しました。その後、2015年4月には再び在中華人民共和国日本国大使館公使となり、2016年11月には特命全権公使に昇進。中国との外交関係において重要な役割を果たしました。

2017年9月からは在ホノルル日本国総領事館総領事として、ハワイにおける領事業務を統括。2020年10月には駐ニュージーランド特命全権大使に任命され、ニュージーランドとの友好関係を深めました。また、2021年2月からは兼任でクック国及びニウエ国の大使も務めました。

そして、2024年1月からは、駐ギリシャ特命全権大使として、ギリシャとの外交関係強化に尽力しています。

同期入省の外交官

伊藤氏と同期には、以下のような著名な外交官がいます。

有吉勝秀（23年コスタリカ大使、20年エルサルバドル大使）
礒正人（22年クロアチア大使、18年デュッセルドルフ総領事）
伊藤直樹（24年ベトナム大使、19年バングラデシュ大使、17年シカゴ総領事）
今村朗（23年セルビア大使、20年ジョージア大使）
岩井文男（20年サウジアラビア大使、15年イラク大使）
大森茂（17年セネガル大使、15年法務省名古屋入国管理局長）
岡田隆（20年アフガニスタン大使）
岡庭健（24年アラブ首長国連邦大使、21年ケニア大使）
菊田豊（21年ネパール大使、18年ナイジェリア大使）
下川眞樹太（22年フランス、アンドラ大使、19年ベルギー大使、17年大臣官房長、16年国際文化交流審議官）
杉山明（24年ノルウェー大使、21年特命全権大使（国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当）、18年スリランカ大使、17年儀典長、15年内閣審議官、13年山形県警察本部長）
鈴木哲（19年インド大使、17年総合外交政策局長、16年国際情報統括官）
竹若敬三（21年北極担当大使、19年ラオス大使）
千葉明（22年バチカン大使、19年ASEAN大使、16年ロサンゼルス総領事）
梨田和也（19年タイ大使、17年国際協力局長）
藤山美典（22年スイス兼リヒテンシュタイン大使）
藤原直（21年エディンバラ総領事）
正木靖（23年インドネシア大使、20年EU大使、17年欧州局長）
森下敬一郎（21年エクアドル大使、17年コロンビア大使）
山上信吾（20年オーストラリア大使、18年経済局長、17年国際情報統括官）
山田洋一郎（22年モルドバ大使、20年立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授（出向）、17年シアトル総領事）
山野内勘二（22年カナダ大使、18年ニューヨーク総領事、16年経済局長）


伊藤氏は、長年にわたる外交官としての経験と実績を基に、国際社会における日本のプレゼンス向上に貢献しています。

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