有吉勝秀

有吉勝秀について

有吉勝秀（ありよし かつひで）は、1959年12月28日に愛知県で生まれた日本の外交官です。彼は、国際関係における豊富な経験と専門知識を持ち、日本と世界の架け橋となるべく、長年にわたり外交の舞台で活躍しています。

学歴と初期のキャリア

有吉氏は、1984年3月に東京大学法学部第一類を卒業しました。同年4月には外務省に入省し、外交官としてのキャリアをスタートさせました。この初期の段階から、彼は国際的な問題に対する深い関心と、それを解決するための能力を示していました。

外務省でのキャリア

外務省入省後、有吉氏は様々な部署や在外公館で重要な役割を担ってきました。1998年10月には在エクアドル日本国大使館で一等書記官、2001年1月には同大使館で参事官を務めました。その後、2001年3月には総合外交政策局国際社会協力部人権人道課企画官、2002年4月には経済局開発途上地域課企画官として、政策立案にも携わりました。

2004年1月には経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易審査課長に就任し、経済分野での専門知識を深めました。2006年7月には外務省に戻り、在アフガニスタン日本国大使館で参事官として、複雑な国際情勢に対応しました。

2008年8月には在ニューヨーク日本国総領事館で領事を務め、その後2009年6月には国際連合日本政府代表部で公使として、国際社会における日本の立場を代表しました。

大使としての活躍

2011年7月には在アルゼンチン日本国大使館で公使、2014年9月には内閣府大臣官房参事官兼独立行政法人国立公文書館アジア歴史資料センター次長として、幅広い分野で活躍しました。

2016年10月からは独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構で特命参与として、資源外交にも関与しました。2018年8月には外務省に戻り、在ニュージーランド日本国大使館で公使を務めました。

2020年9月には、エルサルバドル国駐箚特命全権大使に任命され、2023年10月からはコスタリカ国駐箚特命全権大使として、現在も外交の最前線で活躍しています。

同期入省の外交官

有吉氏と同期には、以下のような著名な外交官がいます。

礒正人（22年クロアチア大使・18年デュッセルドルフ総領事）
伊藤康一（24年ギリシャ大使・20年ニュージーランド大使）
伊藤直樹（24年ベトナム大使・19年バングラデシュ大使・17年シカゴ総領事）
今村朗（23年セルビア大使・20年ジョージア大使・23年セルビア大使）
岩井文男（20年サウジアラビア大使・15年イラク大使）
大森茂（17年セネガル大使・15年法務省名古屋入国管理局長）
岡田隆（20年アフガニスタン大使）
岡庭健（24年アラブ首長国連邦大使・21年ケニア大使）
菊田豊（21年ネパール大使・18年ナイジェリア大使）
下川眞樹太（22年フランス、アンドラ大使・19年ベルギー大使・17年大臣官房長・16年国際文化交流審議官）
杉山明（24年ノルウェー大使・21年特命全権大使（国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当）・18年スリランカ大使・17年儀典長・15年内閣審議官・13年山形県警察本部長）
鈴木哲（19年インド大使・17年総合外交政策局長・16年国際情報統括官）
竹若敬三（21年北極担当大使・19年ラオス大使）
千葉明（22年バチカン大使、19年ASEAN大使・16年ロサンゼルス総領事）
梨田和也（19年タイ大使・17年国際協力局長）
藤山美典（22年スイス兼リヒテンシュタイン大使）
藤原直（21年エディンバラ総領事）
正木靖（23年インドネシア大使・20年EU大使・17年欧州局長）
森下敬一郎（21年エクアドル大使・17年コロンビア大使）
山上信吾（20年オーストラリア大使・18年経済局長・17年国際情報統括官）
山田洋一郎（22年モルドバ大使・20年立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授（出向）・17年シアトル総領事）
山野内勘二（22年カナダ大使・18年ニューヨーク総領事・16年経済局長）

まとめ

有吉勝秀氏は、長年にわたり日本の外交を支えてきた重要な人物です。彼のキャリアは、多岐にわたる国際的な問題への深い理解と、それらを解決するための確固たる信念に裏打ちされています。駐コスタリカ大使としての今後の活躍も期待されています。

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