礒正人

礒正人（いそ まさと）

礒正人氏は、1958年6月16日生まれの日本の外交官です。東京都出身で、高校時代にドイツ語を学び始め、大学時代には奨学金を得てドイツの大学へ1年間留学しました。

学歴と初期のキャリア

1984年に東京外国語大学外国語学部ドイツ語学科を卒業後、外務省に入省。入省後、2年間ドイツで研修を受けました。その後、2002年にはロンドン大学東洋アフリカ研究学院で修士号を取得しています。

外務省でのキャリア

外務省では、中・東欧課首席事務官、在ベルギー日本国大使館参事官などを歴任。2004年には外務省大臣官房領事移住部旅券課長に就任しました。2005年には欧州復興開発銀行（EBRD）理事代理を務め、国際的な舞台でも活躍しました。

内閣情報調査室での活動

2007年、内閣官房内閣情報調査室内閣衛星情報センター管理部総務課長に就任。その後、2015年には同センターの分析部長を務め、情報分析の分野でもその手腕を発揮しました。

大使、総領事としての活動

2009年には在オーストリア日本国大使館参事官、2011年には在ラオス日本国大使館参事官（公使）として海外での勤務を重ねました。2018年にはデュッセルドルフ総領事に就任し、ドイツとの関係強化に尽力。2022年には駐クロアチア特命全権大使に任命され、現在に至ります。

その他の活動

2014年には、農業・食品産業技術総合研究機構理事（民間研究促進担当）として、研究開発の促進にも貢献しました。2020年にはアジア福祉教育財団難民事業本部長を務め、難民支援にも携わっています。

同期入省の外交官

礒氏と同期で外務省に入省した外交官には、以下のような人物がいます。

有吉勝秀（23年コスタリカ大使、20年エルサルバドル大使）
伊藤康一（24年ギリシャ大使、20年ニュージーランド大使）
伊藤直樹（24年ベトナム大使、19年バングラデシュ大使、17年シカゴ総領事）
今村朗（23年セルビア大使、20年ジョージア大使）
岩井文男（20年サウジアラビア大使、15年イラク大使）
大森茂（17年セネガル大使、15年法務省名古屋入国管理局長）
岡田隆（20年アフガニスタン大使）
岡庭健（24年アラブ首長国連邦大使、21年ケニア大使）
菊田豊（21年ネパール大使、18年ナイジェリア大使）
下川眞樹太（22年フランス、アンドラ大使、19年ベルギー大使、17年大臣官房長、16年国際文化交流審議官）
杉山明（24年ノルウェー大使、21年特命全権大使（国際テロ対策・組織犯罪対策協力担当）、18年スリランカ大使、17年儀典長、15年内閣審議官、13年山形県警察本部長）
鈴木哲（19年インド大使、17年総合外交政策局長、16年国際情報統括官）
竹若敬三（21年北極担当大使、19年ラオス大使）
千葉明（22年バチカン大使、19年ASEAN大使、16年ロサンゼルス総領事）
梨田和也（19年タイ大使、17年国際協力局長）
藤山美典（22年スイス兼リヒテンシュタイン大使）
藤原直（21年エディンバラ総領事）
正木靖（23年インドネシア大使、20年EU大使、17年欧州局長）
森下敬一郎（21年エクアドル大使、17年コロンビア大使）
山上信吾（20年オーストラリア大使、18年経済局長、17年国際情報統括官）
山田洋一郎（22年モルドバ大使、20年立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部教授（出向）、17年シアトル総領事）
山野内勘二（22年カナダ大使、18年ニューヨーク総領事、16年経済局長）


礒正人氏は、長年の外交官としての経験と、情報分析や研究開発の分野での知識を活かし、国際社会で活躍を続けています。

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