佃駅

佃駅 (つくだえき)

佃駅は、徳島県三好市井川町西井川に位置する四国旅客鉄道（JR四国）の駅です。土讃線と徳島線が乗り入れており、吉野川の南岸に位置するのどかな場所にあります。

概要

所属路線: 土讃線
乗り入れ路線: 土讃線、徳島線
駅番号: 土讃線 (D21)、徳島線 (B24)
所在地: 徳島県三好市井川町西井川

線路名称上は当駅が徳島線の起点ですが、徳島線の列車はすべて土讃線経由で阿波池田駅まで乗り入れています。

歴史

佃駅は、もともと信号場として開設され、その後駅に昇格しました。

1929年（昭和4年）4月28日：讃予線（現在の土讃線）が讃岐財田駅から延伸し、徳島本線（現在の徳島線）の分岐点として佃信号場が開設。
1950年（昭和25年）1月10日：佃信号場が佃駅として開業。当初は土讃線の列車のみが停車。
1962年（昭和37年）7月18日：新ホームが設置され、徳島本線の列車も停車を開始。
1970年（昭和45年）10月1日：手荷物及び小荷物の取り扱いを廃止。
1983年（昭和58年）4月1日：無人駅化（簡易委託駅化）。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により四国旅客鉄道が継承。

駅構造

島式1面2線のホームを持つ地上駅です。駅舎とホームは跨線橋で連絡しています。駅前広場は特になく、駅舎は直接道路に面しています。

1番のりば：土讃線（上下本線）、徳島線（上下副本線）
2番のりば：徳島線（上下本線）、土讃線（上下副本線）

のりば

原則として土讃線方面へ向かう列車は1番のりば、徳島線方面へ向かう列車は2番のりばを優先して使用しますが、列車の行き違いの際にはこの限りではありません。

かつては駅前の商店で近距離切符を販売する簡易委託駅でしたが、現在は中止されています。また、トイレは閉鎖されています。

利用状況

近年の一日平均乗車人員は以下の通りです。

(具体的な乗車人員データは省略)

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

西井川簡易郵便局
幸福神社
徳島自動車道井川池田IC
国道192号
吉野川

バス路線

四国交通のバスが、駅近くの「佃駅南」バス停から発着しています。

<01>西谷線：西谷橋行／阿波池田バスターミナル行
<02>井内谷線：井内馬場行／阿波池田バスターミナル行

特記事項

特急列車同士、特急列車から普通列車、普通列車から特急列車に乗り換える場合で、土讃線琴平駅方面 - 徳島線徳島駅方面間を利用する際は、分岐駅通過の特例により当駅 - 阿波池田駅間の運賃が計算から除外されます（ただし、阿波池田駅での途中下車はできません）。

隣の駅

四国旅客鉄道（JR四国）

■土讃線
■普通：箸蔵駅 (D20) - 佃駅 (D21) - 阿波池田駅 (D22)
■徳島線（当駅 - 阿波池田駅間は土讃線）
■普通：辻駅 (B23) - 佃駅 (B24) - 阿波池田駅 (B25)

参考資料

石野哲（編）『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』（初版）JTB、1998年10月1日。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

佃駅 時刻表 (PDF)

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