余目駅

余目駅について

余目駅（あまるめえき）は、山形県東田川郡庄内町余目にある、東日本旅客鉄道（JR東日本）の駅です。羽越本線と陸羽西線の2路線が乗り入れる接続駅であり、羽越本線を当駅の所属線としています。陸羽西線は線路名称上は当駅が終点ですが、大半の列車は羽越本線を経由して酒田駅まで乗り入れています。

乗り入れ路線

羽越本線: 当駅は羽越本線の所属駅であり、特急「いなほ」の全列車が停車します。
陸羽西線: 線路名称上は当駅が終点ですが、多くの列車は羽越本線を経由して酒田駅まで直通運転しています。ただし、2022年5月より陸羽西線は列車の運行を休止しており、現在はバス代行輸送となっています。

歴史

1914年（大正3年）9月20日：官設鉄道（後の日本国有鉄道）酒田線が狩川駅から延伸した際の終着駅として開業しました。
1914年（大正3年）12月24日：酒田線が酒田駅まで延伸し、途中駅となりました。
1917年（大正6年）11月1日：路線名改称に伴い、陸羽西線の駅となりました。
1918年（大正7年）9月21日：陸羽西線当駅 - 鶴岡間が開通し、分岐点となりました。
1924年（大正13年）4月20日：路線の改編に伴い、羽越本線と陸羽西線の駅となりました。
1945年（昭和20年）8月10日：駅構内の貨物列車が、米艦載機の機銃掃射を受けました。
1964年（昭和39年）12月22日：現在の駅舎に改築されました。
1978年（昭和53年）10月2日：ダイヤ改正に伴い、余目駅に特急「いなほ」が停車するようになり、発車式が行われました。
1984年（昭和59年）1月20日：貨物取扱が廃止されました。
1985年（昭和60年）3月14日：荷物扱いが廃止されました。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となりました。
2003年（平成15年）4月1日：業務委託化されました。
2007年（平成19年）1月29日：JR[[羽越本線脱線事故]]を受けて、突風対策として駅構内にドップラー・レーダーが設置されました。
2016年（平成28年）11月：新たなドップラー・レーダーが海側の酒田市内に設置されたことに伴い、当駅のドップラー・レーダーは撤去されました。
2022年（令和4年）5月14日：高屋道路のトンネル建設工事に伴い、陸羽西線ならびに同線からの羽越本線直通列車が運行休止となり、バス代行輸送となりました。
2024年（令和6年）10月1日：えきねっとQチケのサービスが開始される予定です。

駅構造

島式ホーム2面4線を有する地上駅で、駅舎とは跨線橋で連絡しています。かつては駅舎直結のホーム（1番線）もありましたが、現在は柵で囲われており、旅客用としては使用されていません。ただし、線路自体は下り列車用の側線として現在も使用されています。

駅は庄内統括センター（酒田駅）が管理する業務委託駅で、早朝夜間は駅員が不在となります。JR東日本新潟シティクリエイト（JENIC）が駅業務を受託しており、みどりの窓口と自動券売機が設置されています。駅舎内には「あまるめホッとホーム」という店舗があり、庄内町の特産品や土産品を購入できます。

また、4番線ホームは映画『おくりびと』のロケ地であり、劇中で広末涼子さんが立っていた場所にステッカーが貼られています。

のりば

1番線から4番線まであり、羽越本線と陸羽西線の列車が発着します。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は368人です。2000年度以降の乗車人員は以下の通りです。

(省略)

駅周辺

駅前には庄内町営バスの「余目駅前」停留所と、庄内交通の「庄内町余目駅前」停留所があります。

庄内町営バス: 余目中心部循環、立谷沢方面への路線があります。
庄内交通: 東京方面への高速バスが運行されています。

2020年7月31日までは庄内交通の路線バスも運行されていましたが、現在は廃止されています。

また、陸羽西線の列車代行バスの停留所も設置されています。

隣の駅

羽越本線
特急「いなほ」停車駅
普通：西袋駅 - 余目駅 - 北余目駅
陸羽西線: 南野駅 - 余目駅

脚注

(省略)

参考文献

石野哲 編『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年。ISBN 978-4-533-02980-6

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

駅の情報（余目駅）：JR東日本

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