保谷町

保谷町（ほうやちょう）について

保谷町は、東京都西東京市の中部に位置する町域で、一丁目から六丁目まであります。西武新宿線の北側に位置し、新青梅街道を挟んで南北に町が広がっています。かつては保谷市の一部でしたが、田無市との合併により西東京市となり、現在の町名となりました。

地理

保谷町は、西東京市の中央部に位置し、東西に走る新青梅街道が町域を二分しています。北側には一丁目、六丁目、五丁目、南側には二丁目、三丁目、四丁目がそれぞれ並んでいます。各町の境界は主に市道で区切られています。また、富士街道や保谷新道といった主要道路も町内を東西南北に貫通しています。

周囲は、西から時計回りに田無町、柳沢、東伏見、富士町、中町、泉町、北原町と隣接しています。南町とは、四丁目が西武新宿線の北側でわずかに接しているのみです。

かつて存在した田柄用水は、現在は暗渠となっており、その痕跡がわずかに残っています。

歴史

保谷町は、明治時代以前は武蔵国新座郡上保谷村に属していました。その後、保谷市の一部となり、2001年の田無市との合併を経て西東京市となりました。合併前は保谷市本町でしたが、田無市本町との区別のため、旧市名を冠した「保谷町」に改称されました。

1965年、町名整理によって、上保谷の一部であった柳沢、千駄山、桶久保、立野、西浦、平松、荒井竹が統合され、本町一丁目から六丁目が設置されました。

交通

保谷町には、西武新宿線の西武柳沢駅があり、三丁目に位置しています。ただし、西武池袋線の保谷駅は、市の北東部、下保谷四丁目にあります。

バス路線としては、南北を結ぶ西武バスの田41系統（保谷駅 - 田無駅）が保谷新道を通っています。東側の伏見稲荷通りには、西武バスの吉63系統（保谷駅 - 吉祥寺駅）が運行しています。また、保谷駅と西武車庫を結ぶ保03系統（出入庫系統）も新青梅街道を通ります。

西武柳沢駅南口からは、関東バスの吉祥寺駅、三鷹駅方面のバスが利用可能です。かつては都営バスも運行していましたが、2015年3月に廃止されました。2023年8月からは、関東バスによる八景島シーパラダイス行きのバスも期間限定で運行されています。

主要な道路としては、東京都道8号千代田練馬田無線（富士街道）、東京都道233号東大泉田無線（保谷新道）、東京都道245号杉並田無線（新青梅街道）が挙げられます。

施設

保谷町には、様々な施設が点在しています。

保谷町一丁目には、西東京市立保谷中学校、西東京市立本町小学校、西東京市立保谷小学校、保谷郵便局、東京都水道局保谷町浄水所、佐藤眼科があります。

保谷町二丁目には、保谷第一公園があります。

保谷町三丁目には、西武柳沢駅、ほうやちょう保育園、子パンダ保育園、サフラン愛育園、柳沢駅前郵便局、安部医院、村市医院（廃院）、中村歯科医院、エンゼル歯科クリニック、松本歯科医院、榊原接骨院、保谷第二公園があります。

保谷町四丁目には、本山医院、本町胃腸クリニック、クリストロア宣教修道女会があります。

保谷町五丁目には、さくらい歯科医院、西浦公園、保谷なかよし公園、スポーレテニスクラブ、いなげや保谷本町店、ジョーシン西東京保谷店があります。

保谷町六丁目には、瀧島稲荷神社、馬場医院、西東京眼科クリニックがあります。

史跡・文化財

保谷町五丁目には、西東京市指定の史跡である西浦地蔵尊があります。

その他

保谷町の地価は、2017年の公示地価によれば、保谷町2-4-11の地点で30万2000円/m2となっています。

保谷町は、住宅地と商業施設が混在し、交通の便も良い地域です。歴史と文化も感じられる、魅力的な街と言えるでしょう。

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