備後庄原駅

備後庄原駅（びんごしょうばらえき）

備後庄原駅は、広島県庄原市中本町二丁目にある、西日本旅客鉄道（JR西日本）芸備線の駅です。庄原市の代表駅として知られています。

概要

かつては急行列車も停車していましたが、現在は普通列車のみが停車し、運行本数も多くはありません。広島市方面へは、鉄道よりも高速バスの利用が便利です。高速バスは運賃がやや高いものの、所要時間が短く、広島バスセンターへ乗り入れるため市内中心部へのアクセスに優れています。三次市方面へも、備北交通のバス路線が鉄道よりも高頻度で運行されています。

駅名に「備後」が付いているのは、山陰本線に同音異字の荘原駅が先に開業していたため区別するためです。

歴史

1923年（大正12年）12月8日：芸備鉄道が塩町駅（現・神杉駅）から延伸した際の終着駅として開業。
1933年（昭和8年）6月1日：芸備鉄道買収により国有化され、国有鉄道の駅となる。
1934年（昭和9年）3月15日：庄原線が備後西城駅まで延伸し、途中駅となる。
1936年（昭和11年）10月10日：庄原線が三神線に編入され、その所属となる。
1937年（昭和12年）7月1日：三神線が芸備線の一部となり、その所属となる。
1983年（昭和58年）12月25日：貨物取扱廃止。
1986年（昭和61年）11月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
2002年（平成14年）
3月23日：簡易委託駅となる。
芸備線の急行列車がみよしに統合される。引き続き停車するが、三次駅 - 備後落合駅間は普通列車となる。
秋：部活動の帰宅生徒対策として、当駅発着の便を登校日に限り備後西城駅まで延長する。
2007年（平成19年）7月1日：芸備線の急行列車全廃。
2018年（平成30年）
7月6日：豪雨により営業休止。
10月4日：三次駅 - 当駅間で運転再開。
12月20日：当駅 - 備後落合駅間で運転再開。
2019年（令和元年）10月23日：平成30年7月豪雨による芸備線全線復旧を記念した式典が開催。
2020年（令和2年）
10月：駅前再開発事業が完成。
11月2日：駅前広場のバス停が供用開始。

駅構造

単式・島式の複合型2面3線のホームを持つ地上駅で、列車の行き違いや折り返しが可能です。三次鉄道部が管理し、庄原市が委託を受けて駅業務を行っています。自動券売機はありませんが、窓口で乗車券、回数券、自由席特急券、定期券、指定席券などが購入できます。駅舎は1番のりば側にあり、2・3番のりばへは跨線橋で連絡しています。構内には複数の側線があります。

トイレはバリアフリー化されており、身障者用トイレも設置されています。

のりば

JR西日本公式サイトの全域路線図に準拠した路線記号・ラインカラーが使用されています。下り本線は1番のりば、上り本線は3番のりばです。2番のりばは上下共用の待避線で、三次駅 - 当駅間の折り返し列車などが使用します。

2021年10月2日のダイヤ改正で、三次発19時半の最終列車は当駅止まりとなりました。

利用状況

「広島県統計年鑑」によると、1日平均乗車人員は以下の通りです。

(省略)

駅周辺

駅前の坂を上ると庄原市の中心部にアクセスできます。

庄原市役所
庄原郵便局
上野公園
広島県立庄原格致高等学校
広島県立庄原実業高等学校
庄原赤十字病院
庄原グランドホテル
* 備北交通本社

バス路線

駅前再開発事業により、駅舎改修とロータリー整備が行われ、バス乗り場が新設されました。2020年11月2日よりバス乗り場「庄原駅」として供用開始され、備北交通の全路線が庄原駅発着となりました。庄原地域生活バスや庄原市営バスも庄原駅を発着します。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

■芸備線

高駅 - 備後庄原駅 - 備後三日市駅

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