勝守理

勝守理（かつもり おさむ）

勝守理（かつもり おさむ、KATSUMORI Osamu、1960年5月2日 - ）は、日本を代表する編曲家、作曲家、ギタリスト、そして音楽プロデューサーです。勝守オサム名義での活動も見られます。血液型はO型です。

経歴

京都府京都市出身。同志社大学工学部化学工学科を中退後、武蔵野音楽学院へ進学。同学院では、後の音楽シーンを担う西村智彦（SING LIKE TALKING）、米川英之、沼井雅之、丸山正剛（元BEE PUBLIC）、宮路一昭らと切磋琢磨しました。

1980年代初頭から、アーティストのサポートギタリストとして、ライブやレコーディングの現場で活躍を開始。若手時代には、サポートしていたアマチュアバンドがヤマハのコンテストで全国大会に出場し、自身もベストギタリスト賞を受賞しました。

1988年には、菊池桃子が結成したロックバンド「ラ・ムー」にギタリストとして参加し、その音楽性を彩りました。

編曲家としてのキャリアは1980年代半ば頃からスタート。初めてビッグバンドの編曲を手掛けたのは、TBSの音楽番組「ロッテ 歌のアルバム」でした。その後も、同番組で数多くの編曲を担当しました。

1999年には、スクウェア・エニックスの人気ゲーム「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」の編曲を担当し、ゲーム音楽の分野でもその才能を発揮しました。

2003年2月、青森県で開催された第5回アジア冬季競技大会では、開会式と閉会式の音楽を総合的に担当（作曲/編曲/演奏/録音）。ロックやダンスミュージックと地元の郷土芸能を融合させた楽曲を制作し、大会を盛り上げました。

2007年には、大阪ドームで行われた日清食品創業者会長、安藤百福の社葬の音楽を担当（作曲/編曲/演奏/録音）。知恩院の僧侶による読経（声明）と、シンセポップ、ロック、クラシックを組み合わせた楽曲を制作し、荘厳な儀式を音楽で演出しました。

長年にわたり、東京スクールオブミュージック専門学校で作曲・編曲の講師を務め、後進の育成にも力を注いでいます。教え子には、中田ヤスタカや大谷靖夫など、著名な作曲家が名を連ねます。

音楽制作会社（有）クリアーを主宰し、音楽制作の最前線で活動する傍ら、『パーフェクトギター攻略本』シリーズ（ドレミ楽譜出版）、『カッコよくキメる!DTM』（音楽之友社）、『プロの作曲家として生きるための本』（ドレミ楽譜出版社）など、音楽教育に関する書籍も執筆しています。

主な参加アーティスト

ラ・ムー、Yoyo's（大泉洋）、佐藤江梨子、YOKO、MAISA、和田アキ子、坂本英三、桜塚やっくん、鈴木亜美、島谷ひとみ、小野正利、德永英明、鈴木聖美、影山ヒロノブ、榎本温子、奥村チヨ、西城秀樹、つのだ☆ひろ、桑名正博、あべ静江、笠原弘子、南央美、青西高嗣、堀江淳、真行寺恵里、鈴里真帆、知念里奈、辺見えみり、森口博子、末永宰士、片岡大志、内海美幸、千堂あきほ、おおもと友子、岡元あつこ、岩間沙織、穴井夕子、BAKU、SHIHO、CHA-CHA、POS、SPOON、MAX、TOMMY、WENDY、風来坊、コロッケ、Mr.マリック、児島未散、渡辺美奈代、渡辺満里奈、中山忍、桜華純子、松本典子、相川恵里、村井麻里子、西尾拓美、阿木燿子、宇崎竜童など、数多くのアーティストの作品に参加しています。

テレビ/ラジオ番組

数多くのテレビ番組、ラジオ番組の音楽を担当。フジテレビの「FNSの日」「はやく起きた朝は…」「ワンナイR&R」「熱血!サンタマリア」「夜のヒットスタジオDELUXE」、日本テレビの「24時間テレビ 「愛は地球を救う」」「歌のトップテン」、TBSの「ロッテ 歌のアルバム」「ザ・ベストテン」、テレビ朝日の「ミュージックステーション」、NHKの「ポップジャム」など、幅広いジャンルの番組でその音楽が使用されています。

イベント

2005年日本国際博覧会、アジア冬季競技大会、日清食品創業者会長・安藤百福社葬、東京モーターショーなど、様々なイベントで音楽を担当しています。

パチンコ/ゲーム/CM

「ろくでなしBLUES」「蒼天の拳」「聖剣伝説 LEGEND OF MANA」など、パチンコ、ゲーム、CM音楽も多数手掛けています。

映画/舞台/ドラマ

映画『クワイエットルームにようこそ』、蜷川幸雄演出舞台、ミュージカルなど、映像作品、舞台作品にも楽曲を提供しています。

官公庁関連

江戸川区の「えどちゃん音頭」や、東京都悪質商法被害防止キャンペーンのCMなど、官公庁関連の音楽も制作しています。

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