北京地下鉄4号線

北京地下鉄4号線

北京地下鉄4号線は、豊台区の公益西橋駅から海淀区の安河橋北駅を結ぶ、全長28.2kmの路線です。24の駅を有し、北京市中心部を南北に縦断しています。

概要

4号線は、清華大学、北京大学、中国人民大学など、多くの有名大学が集まる文教地区や、「北京のシリコンバレー」と呼ばれる中関村、新街口や西単などの繁華街、そして頤和園、円明園、北京動物園、陶然亭公園といった観光名所をダイレクトに結ぶ、非常に利便性の高い路線です。

2010年12月30日には、南側の終点である公益西橋駅から延伸する形で大興線が開業し、相互直通運転を開始しました。大阪市営地下鉄御堂筋線と同様に、公益西橋駅から大興線に直通する列車と、公益西橋駅で折り返す列車が運行されています。

4号線は、香港鉄路有限公司と北京市政府関連企業が共同で建設した、中国本土初の民間資本導入路線です。2005年2月7日に北京市との間で30年間のBOT契約が締結され、同年4月8日には北京市軌道交通建設管理有限公司との間で路線および機電工事の請負契約が結ばれました。

香港MTRと同様に、4号線では車内や駅構内での飲食が禁止されています。この規則は、直通運転を行っている大興線、14号線、16号線にも適用されています。

路線データ

複線区間：全線
電化区間：全線（直流 750 V 第三軌条方式）
地上区間：安河橋北駅前後
走行方向：右側通行

沿革

2009年2月11日：トンネルが開通。
2009年4月29日：電化工事が完了。
2009年6月20日：試運転を開始。
2009年9月28日：公益西橋駅 - 安河橋北駅間が開業。開業当初から自動運転を実施。
2010年12月30日：大興線が開業し、天宮院駅まで直通運転を開始。
2016年10月14日：高速鉄道の利便性向上のため、金曜日と日曜日に限り、北京南駅発安河橋北駅行きの最終列車を新設。
2018年8月3日：金曜日と日曜日に限り、北京南駅発安河橋北駅行きの最終列車を15分繰り下げ。
2019年8月16日：金曜日と日曜日に限り、安河橋北駅発公益西橋駅行きの最終列車を30分繰り下げ。

4号線は、北京市民の足として、また観光客にとっても欠かせない交通手段として、重要な役割を果たしています。開業以来、路線の延伸や運行頻度の向上など、利便性の向上が図られてきました。今後も更なる発展が期待される路線です。

使用車両

SFM05型 - 6両編成

駅一覧

（駅一覧は省略）

関連項目

中華人民共和国の鉄道
* 香港鉄路有限公司

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