北加瀬

北加瀬（きたかせ）

北加瀬は、神奈川県川崎市幸区と中原区にまたがる町名、または地域名です。現行の行政地名は、北加瀬1丁目から3丁目までで、面積は0.58平方キロメートルです。

地理

北加瀬の大部分は住宅地ですが、かつては大同製鋼川崎工場、後に日本発条川崎工場がありました。この日本発条川崎工場の跡地は、現在では日本発条の関連会社が運営するゴルフ練習場「リンクス新川崎」とマンションになっています。リンクス新川崎は2022年6月30日に営業を終了し、2024年11月にはデータセンターが完成する予定です。

かつてJR貨物の新鶴見操車場の一部だった地域は、2007年に新川崎として分離されました。

河川

矢上川（鶴見川水系）
渋川

台地

加瀬山：標高約35メートルの丘で、一部は南加瀬に属しています。夢見ヶ崎動物公園があり、南には三ツ池公園、北には武蔵小杉方面の景色を望むことができます。加瀬山周辺は急傾斜地崩壊危険区域に指定されています。

遺跡

加瀬山には、夢見ヶ崎古墳群（加瀬台古墳群）や南加瀬貝塚などの遺跡がいくつか存在します。

隣接地域

幸区：南加瀬1丁目・2丁目、矢上、小倉1丁目、新川崎
中原区：西加瀬、苅宿、大倉町、木月4丁目

地価

2024年1月1日に公表された公示地価によると、北加瀬2丁目13-12の地点で、住宅地の地価は1平方メートルあたり290,000円となっています。

歴史

1889年：橘樹郡北加瀬村が木月村、苅宿村、今井村、市ノ坪村、井田村と合併し、住吉村が成立。北加瀬は住吉村の大字となりました。
1925年：住吉村が中原町に合併する際、大字北加瀬は切り離され、日吉村に編入されました。
1937年：日吉村が横浜市と川崎市に分割編入され、大字北加瀬は川崎市の大字となりました。
1969年：大字鹿島田・苅宿とともに、三菱ふそうトラック・バス（当時三菱重工業）の工場敷地の一部が分離され、大倉町が設置されました（1972年に中原区に編入）。
1972年4月1日：川崎市が政令指定都市に昇格。北加瀬の大部分は新設された幸区の大字となりましたが、北端部（字原の一部、字渋川・苅宿・久保の全域）は中原区に編入され、西加瀬が新設されました。
1990年2月26日：住居表示が実施され、新たに北加瀬1丁目から3丁目が設置されました。
北加瀬1丁目：字北ノ根の全域、字山崎・八沼・熊野台・鹿島田境の一部
北加瀬2丁目：字出口の全域、字熊野台・道上・耕地の一部
北加瀬3丁目：字耕地・原の一部
字久保、原の一部は矢上に編入
2007年12月15日：住居表示未実施地域（字山崎・八沼の一部）が新設された新川崎に編入され、住居表示が実施されました。
2009年11月2日：西加瀬で住居表示が実施されました。

世帯数と人口

2024年9月30日現在、川崎市が発表した北加瀬の世帯数と人口は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛）

人口の変遷

国勢調査による人口の推移は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛）

世帯数の変遷

国勢調査による世帯数の推移は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛）

学区

川崎市立の小中学校に通う場合の学区は、以下の通りです（2023年12月時点）。

（具体的な学校名は割愛）

事業所

2021年現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛）

事業所数の変遷

経済センサスによる事業所数の推移は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛）

従業員数の変遷

経済センサスによる従業員数の推移は以下の通りです。

（具体的な数値は割愛）

交通

鉄道

最寄りの駅は新川崎駅ですが、地域によって駅からの距離に差があります。遠い地域では、平間駅や元住吉駅の方が近い場合もあります。

路線バス

川崎市バスと臨港バスが運行しています。かつては東急バスも運行していましたが、1997年に撤退しました。バスの便数が多いのは、横須賀線小杉駅、元住吉、川崎駅西口、新川崎駅方面です。

「北加瀬」バス停は矢上に所在します。

臨港バス

川53、川54、川55、川60、川61、鶴04、原62、元02系統が乗り入れています。

川崎市バス

川66、川83系統が乗り入れています。

道路

県道14号鶴見溝口線（尻手黒川道路）
県道111号大田神奈川線（ガス橋通り）

主な施設

教育施設

川崎市立日吉小学校
川崎市立日吉中学校
学校法人志村学園 白山幼稚園
北加瀬こども文化センター

寺社

了源寺

その他

日本郵便
郵便番号：212-0057（集配局：川崎港郵便局）

警察

町内の警察管轄区域は以下の通りです。

（具体的な警察署名は割愛）

脚注

（具体的な脚注は割愛）

関連文献

「北加瀬村」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ65橘樹郡ノ8、内務省地理局、1884年6月。

関連項目

川崎歴史ガイド#夢見ヶ崎と鹿島田

外部リンク

* 川崎市幸区日吉分館

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