北興駅

北興駅（北海道紋別郡興部町）

北興駅は、北海道紋別郡興部町に位置し、かつて北海道旅客鉄道（JR北海道）名寄本線に存在した駅（廃駅）です。事務管理コードは▲122112でした。

歴史

一部の普通列車は通過していました。1989年（平成元年）4月30日時点の時刻表では、下り2本、上り4本（快速運転列車を含む）が通過していました。

1957年（昭和32年）11月1日 - 日本国有鉄道名寄本線の北興仮乗降場（ほくこうかりじょうこうじょう、局設定）として開業。
時期不詳 - 駅名の読みを「ほっこう」に改称。
1959年（昭和34年）11月1日 - 駅に昇格、北興駅となる。旅客のみ取り扱い。
1987年（昭和62年）4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR北海道に継承。
1989年（平成元年）5月1日 - 名寄本線の全線廃止に伴い、廃駅となる。

駅名は所在地名に由来し、「興部の北」を意味するとされています。また、「北を興そう」という開拓者精神の表れではないかという説もあります。

駅構造

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅でした。ホームは線路の南西側（遠軽方面に向かって右手側）に位置していました。

仮乗降場を起源とする無人駅で、駅舎はありませんでしたが、コンクリートブロック造りの待合所がありました。ホームは名寄方にスロープがあり、駅施設外に連絡していました。

利用状況

乗車人員の推移は以下の通りです。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示しています。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記しています。

（具体的な乗車人員のデータは省略）

駅周辺

駅周辺には以下の施設がありました。

国道239号（天北国道）
興部川
名士バス「北興大橋」停留所

駅跡

2011年（平成23年）時点では、待合所が雑草の中に残っていました。出入口の扉はありませんでしたが、建物内のベンチは残っていました。バス停の裏側に位置しています。

また、2011年（平成23年）時点では駅跡の名寄方に、無名の沢に架かっていた橋梁のコンクリート製の橋台が残っていました。

隣の駅

北海道旅客鉄道

名寄本線

宇津駅 - 北興駅 - 興部駅

脚注

（脚注に関する情報があれば記述）

関連項目

日本の鉄道駅一覧
* 特定地方交通線

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