千田 (江東区)

千田（せんだ）：江東区の地名

千田は、東京都江東区の地理的中央部に位置する地名で、深川地域に属しています。「丁目」の設定がない単独町名であり、住居表示実施済区域です。北は扇橋、東は海辺、南は千石、西は石島と隣接しています。

地理

町域の中央を南北に四つ目通りが走り、沿道には江東公園が位置しています。この通りは、千田の主要な幹線道路としての役割を果たしています。

歴史

江戸時代、千田は江戸で出た塵芥の埋立地でした。1723年（享保8年）に近江屋庄兵衛と井籠屋万蔵らが2年の歳月をかけて開発し、近江屋の名字「千田」から千田新田と名付けられました。その後、深川石島に吸収されましたが、1936年（昭和11年）に深川千田町として独立。1968年（昭和43年）の郵便番号導入に伴う住居表示実施から、現在の「千田」という名称になりました。

地名の由来

地名は、開発の中心人物であった近江屋庄兵衛の苗字「千田」に由来します。

世帯数と人口

2023年（令和5年）1月1日現在の東京都の発表によると、千田の世帯数は1,197世帯、人口は1,938人です。

学区

江東区立の小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです（2023年4月時点）。（具体的な学区情報については、江東区の公式サイト等でご確認ください。）

交通

鉄道

千田の町域内には鉄道駅はありませんが、2030年代半ばまでに東京メトロ有楽町線の延伸が計画されており、隣接する千石の町域内（四ツ目通り地下）に新駅が設置される予定です。2024年時点で千田からの利用圏内の鉄道駅は以下の通りです。

東京メトロ東西線：東陽町駅
東京メトロ半蔵門線・都営新宿線：住吉駅

バス

東京都交通局（都営バス）の以下の路線が利用できます。

東22：錦糸町駅 - 住吉駅 - 千田 - 江東区役所 - 東陽町駅 - 木場駅 - 門前仲町 - 永代橋 - 茅場町 - 日本橋 - 東京駅丸の内北口
錦22：錦糸町駅 - 住吉駅 - 千田 - 江東区役所 - 東陽町駅 - 南砂町駅入口 - 臨海車庫（葛西臨海公園北入口）

道路

東京都道465号深川吾嬬町線（四ツ目通り）

事業所

2021年（令和3年）の経済センサス調査によると、千田の事業所数は140、従業員数は1,127人です。

施設

江東区千田福祉会館
江東千田郵便局
江東区立千田保育園
光明寺
宇迦八幡宮：石造六角宝塔（貞享2年在銘）があります。

その他

郵便番号：135-0013（集配局：深川郵便局）

関連項目

千田 (曖昧さ回避))

外部リンク

* 江東区

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