南山 (曖昧さ回避)

南山（なんざん）

「南山」という名称は、アジア各地で様々な意味を持つ言葉です。

中国

景勝地として
漢詩によく詠まれる景勝地であり、唐代以前は江西省九江の廬山を、唐代以降は陝西省西安の終南山を指すことが一般的です。
行政区として
広東省深圳市と黒竜江省鶴崗市に、それぞれ市轄区として「南山」が存在します。
南山の戦い
日露戦争の緒戦である南山の戦いは、1904年に遼東半島・金州城の南近郊、南山で行われました。

韓国

ソウル特別市にある丘の南山（ナムサン）は、観光名所としても知られています。
慶尚北道慶州市にも南山（ナムサン）という名の山があります。

日本

琉球の三山
琉球王国時代に存在した三山のひとつとしても「南山」の名が見られます。

南山舎
出版社名としても存在します。

学校法人南山学園
学校法人南山学園が運営する教育機関の略称であり、以下の学校があります。
南山大学
南山中学校・高等学校
南山国際中学校・高等学校
長崎南山中学校・高等学校
これらの学校名は、名古屋市昭和区南山町に由来しますが、「ナンザン」という読み方は中国の南山に由来します。

旧日本海軍の攻撃機
旧日本海軍には、特殊攻撃機晴嵐をベースに作られた「南山」という名の攻撃機が存在しました。

高野山・金峰山の別称
高野山（特に金剛峯寺）を指して「南山」と呼ぶことがあります（比叡山を「北嶺」と呼ぶのに対する）。また、金峰山（特に金峯山寺のある吉野山）を指すこともあります。これは、京都・奈良から見て南側に位置することに由来します。

南山巡狩録
江戸時代の地誌。

地名としての南山
千葉県白井市南山
東京都稲城市に残る大規模な里山
長野県伊那谷の一部地域の古くからの呼び名（南山郷）。現在の泰阜村、飯田市の一部など。
愛知県瀬戸市幡山丘陵にある南山古窯跡群
愛知県名古屋市昭和区、瑞穂区にまたがる地域
奈良県五條市西吉野町南山（元の吉野郡南山村、白銀村南山、西吉野村南山）
徳島県三好市西祖谷山村南山

姓
日本人の姓の一つでもあります。

人名

「南山」を фамилия に持つ人物としては、以下のような人物が挙げられます。

南山宏（1936年 - ）：作家、翻訳家、怪奇現象研究家、編集者
南山吉弘（1964年 - ）：アナウンサー
南山真（1973年 - ）：プロバスケットボール選手
南山千恵美（1981年 - ）：タレント
南山千明（1985年 - ）：女子サッカー選手

関連項目

山南
東山 (曖昧さ回避) – 西山 (曖昧さ回避) – 北山 (曖昧さ回避)
上山 (曖昧さ回避) – 中山 (曖昧さ回避) – 下山 (曖昧さ回避)
南山で始まる項目の一覧
* タイトルに「南山」を含むページの一覧

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