南洋杯世界囲碁マスターズ

南洋杯世界囲碁マスターズ

南洋杯世界囲碁マスターズ（なんようはいせかいいごマスターズ、南洋杯世界围棋大师赛）は、2024年に創設された囲碁の国際棋戦です。中国囲棋協会とシンガポール囲碁協会が主催しています。

優勝賞金は25万シンガポールドル、準優勝は10万シンガポールドルと高額に設定されています。

出場枠は、中国、韓国、日本、台湾といった囲碁強豪国に加え、東南アジア各国（シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア）にも多く割り当てられているのが特徴です。その他、アメリカ、ウクライナからの出場枠や、主催者招待枠も設けられています。

方式

対局は中国ルールが採用され、コミは7目半です。

持ち時間は、2時間に1手ごとに15秒が加算されるフィッシャー方式が採用されています。

対局方式は以下の通りです。

予選: 32名によるトーナメント戦
決勝: 三番勝負

歴代大会

第1回 (2024年)

第1回大会は、2024年11月に本戦準決勝までが成都市で開催されました。3位決定戦および決勝三番勝負は、翌年2月から3月にかけてシンガポールで開催される予定です。

出場枠は、中国13名、韓国6名、日本5名、台湾2名に加え、東南アジア各国（シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア）から1名ずつ、アメリカとウクライナからそれぞれ1名ずつ、そして主催者招待枠が2名となっています。

アメリカ代表は江鳴久、ウクライナ代表はアンドリー・クラベッツが務めました。

大会開催の発表が急であったため、当時の名人戦挑戦手合に出場していた一力遼、芝野虎丸、井山裕太といったトップ棋士が欠場することになりました。日本代表としては、許家元、余正麒、大竹優、福岡航太朗、上野愛咲美が出場しました。また、日本棋院所属のフィトラ・R・Sが、母国であるインドネシア代表として参加しました。

第1回大会では、対局時計に関するトラブルが発生しました。カウントダウン時に音が出ないタイプの時計が使用されたため、1回戦では周泓余、王元均、朴廷桓といった棋士が、持ち時間切れに気づかずに負けてしまうという事態が起こりました。そのため、対局者は頻繁に時計を確認する必要が生じ、集中力を削がれることになったとされています。

準決勝以降の勝ち上がり

（対局結果は後日追記します）

その他

(外部リンクなどの情報は省略)

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