江鳴久

江鳴久（こう めいきゅう）

江鳴久（Jiang Mingjiu、1957年7月15日 - ）は、中国とアメリカ合衆国で活動する囲碁棋士であり、七段の実力者です。山西省出身で、中国囲棋協会と米国プロ囲碁協会に所属しています。彼のキャリアは、中国国内での活躍から、北米での活動、そして世界選手権への出場へと広がっています。弟は同じく囲碁棋士の江鋳久です。

経歴

江鳴久は太原市で生まれ、祖籍は山東省済寧県にあります。6歳で囲碁を学び始め、18歳で集中訓練隊に入りました。1978年には全国囲棋個人戦で5位入賞を果たし、その才能を開花させます。1979年には新体育杯戦で6位、1981年には3位に入賞しました。1982年に五段、1987年には七段に認定されています。

2001年には、北米マスターズトーナメントで江鋳久への挑戦者となりましたが、1-2で敗れています。2002年にはLG杯世界棋王戦に北米代表として出場し、その後もトヨタ&デンソー杯、富士通杯、応昌期杯などの国際棋戦に出場しました。2007年には北米INGマスターズトーナメントで優勝を果たしています。

また、成都棋校で囲碁指導員を務めた経験も持ち、後進の育成にも力を注ぎました。現在はアメリカに在住し、囲碁の普及に貢献しています。

著書として、『囲棋入門之後』『囲棋技巧大全』『常用定式与配置類型』などがあります。

主な棋歴

国際棋戦

LG杯世界棋王戦
ベスト16：2004年第9回（○F.J.ディックハット、×李世乭）
出場：2002年第7回（×江鋳久）
トヨタ&デンソー杯囲碁世界王座戦
出場：2004年（×依田紀基）、2006年（×趙善津）、2008年（×張栩）
世界[[囲碁選手権富士通杯]]
出場：2006年（×朴正祥）、2008年（×河野臨）
応昌期杯世界プロ囲碁選手権戦
出場：2008年（×劉星）
春蘭杯世界囲碁選手権戦
出場：2010年（×古霊益）
日中囲碁交流
1978年：3-4
1982年：6-1

中国棋戦

全国囲棋個人戦
5位：1978年
6位：1982年
新体育杯戦
3位：1981年
6位：1979年

北米棋戦

北米INGマスターズトーナメント
優勝：2007年
北米マスターズトーナメント
挑戦者：2001年

外部リンク

* 華奥体育明星「江鸣久」

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