周船寺駅

周船寺駅について

周船寺駅（すせんじえき）は、福岡県福岡市西区周船寺一丁目にあり、九州旅客鉄道の筑肥線に属する駅です。この駅は福岡市の西端に位置し、駅番号はJK05です。福岡市内の中でも特にアクセス重視の地域にあり、周囲には様々な施設が点在しています。

歴史

周船寺駅は1925年に北九州鉄道によって開設されました。その後、1937年には国有化され鉄道省の所管となり、最終的には国鉄筑肥線の一部として運営されることになりました。1972年には貨物の取り扱いを終了し、1983年には姪浜から唐津までの区間が電化され、福岡市交通局空港線との相互直通運転が始まり、駅の利便性が向上しました。

1984年には荷物の取り扱いが廃止され、1987年に国鉄の分割民営化に伴い、九州旅客鉄道（JR九州）の駅として運営されることになりました。1994年には直営コンビニエンスストアが開店し、1999年には自動改札機が導入されました。2010年からはICカード「SUGOCA」が利用可能となり、2021年にはホームドアが設置されています。これにより、駅の安全性と利便性が一層高まりました。

駅の構造

周船寺駅は1面2線の島式ホームを持つ地上駅です。駅施設からホームへのアクセスは2本の跨線橋を通じて行われ、非常に便利です。また、JR九州サービスサポートによる業務委託が行われており、チケット販売所である「みどりの窓口」も設置されています。自動改札機が備わっていて、ICカードの「SUGOCA」を用いたスムーズな乗降が可能です。

利用状況

2024年度の1日平均乗車人員は4,956人であり、JR九州の駅の中では東郷駅に次いで42位に位置しています。近年の乗車人員の推移は安定しており、多くの利用者に支えられていることが伺えます。

駅周辺

周船寺駅は福岡市の西端に位置し、2005年に開設された九州大学伊都キャンパスの最寄り駅の一つとして重要な役割を果たしています。このため、学生や教職員の利用が多く見られます。周辺には商業施設や飲食店も多く立地し、駅を中心に生活利便性の高い環境が整っています。

バス路線

周船寺駅の近くにはバス路線も充実しており、昭和自動車の周船寺バス停が国道202号上に設置されています。ここからは九大学研都市駅方面や泉・九大伊都キャンパス方面へのアクセスが可能です。また、糸島市のコミュニティバスも駅前バス停にて乗降できます。

特記事項

筑肥線の姪浜駅、下山門駅、今宿駅、九大学研都市駅、周船寺駅の5駅は福岡市内に位置していますが、同市内のJRの他線の駅と接続していないため、旅客営業規則上は「福岡市内」の駅としては扱われていません。特定都区市内制度が以前は適用されていたものの、現在では姪浜駅、今宿駅、周船寺駅の3駅が除外されています。

隣の駅

• - 快速（土休日）: 通過
• - 快速（平日）・普通: 九大学研都市駅 (JK04) - 周船寺駅 (JK05) - 波多江駅 (JK06)

周船寺駅は、地元住民や学生にとって欠かせない交通の要所として、今後も重要な役割を果たし続けることでしょう。

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