四品以上に昇進する大名家一覧

四品以上に昇進する大名家

江戸時代、幕府は各大名家の家格を定め、統制を行いました。その一環として、朝廷から与えられる官位（位階と官職）である武家官位を設け、大名の家格付けに利用しました。通常、大名家に与えられる位階は五位でしたが、一部の大名家は特例として四位以上に昇叙されることが慣例とされていました。

概説

幕府は、朝廷の影響力を抑えるために禁中並公家諸法度を定めました。これにより、武家の官位は公家の官位と切り離され、武家官位の叙任権は事実上将軍が握ることになりました。大名や旗本は、朝廷から直接推任された場合でも、将軍の許可がなければ官位を受けることはできませんでした。

大名家に与えられる位階は、公家における武官の家柄である羽林家に倣って五位、中でも従五位下とされました（五位諸大夫）。しかし、一部の大名家・旗本家については、特例として四位（四品）以上に昇叙することが慣例とされ、多くは従四位下に叙されました（四位諸大夫）。四品以上に叙される家系を国主格と呼ぶこともあります。これは、初任で四品以上に叙される大名家の多くが、一国よりも広い領地を治めていたことに由来します。

四品以上に叙される大名家

以下に、四品以上に叙される大名家の例を挙げます。

初任四品以上に叙される大名家

（具体的な大名家のリストは、元の情報源に記載されている必要があります）

初任従五位下から四品に昇任する大名家

初任は従五位下に叙され、家督して数年の間に四品に昇任する家の一覧です。嫡子は初任後数年以内で四品昇任し、家督前であっても四品昇任の場合があります。

（具体的な大名家のリストは、元の情報源に記載されている必要があります）


概して表高10万石以上の大名家が四品以上に昇進しますが、阿部家（福山藩・棚倉藩）・稲葉家（淀藩）・大久保家（小田原藩）・酒井家（小浜藩）・真田家（松代藩）・戸田家（大垣藩）・堀田家（佐倉藩）・溝口家（新発田藩）は含まれません。しかし、実際にはこれらの大名家の多くは四品以上に昇進しています。溝口氏は幕末に10万石への高直しを行い、時の当主直溥はその後従四位下に昇進しています。喜連川家は表高が5,000石しかないが、鎌倉公方足利氏の末裔ということから10万石格の大名として扱われ、無位無官であるにもかかわらず、歴代の関東公方が任じられた左兵衛督や左馬頭を称することが許されるなど特殊な地位にありました。

かつて四品以上に昇進した大名家

（具体的な大名家のリストは、元の情報源に記載されている必要があります）

関連項目

城主大名
極位極官
伺候席
* 松平の称号を与えられた外様大名家

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