埴生駅

概要

埴生駅（はぶえき）は、山口県山陽小野田市大字埴生字角野に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。この駅は、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

歴史

埴生駅は、1901年（明治34年）5月27日に山陽鉄道の厚狭駅 - 馬関駅（現在の下関駅）間が開通した際に開設されました。開業当初から旅客および貨物の取り扱いを開始し、地域の発展に貢献しました。その後、1906年（明治39年）1[[2月1日]]には山陽鉄道が国有化され、帝国鉄道庁の駅となりました。1909年（明治42年）10月12日には線路名称が制定され、山陽本線に所属することとなりました。

1942年（昭和17年）7月には駅舎が改築され、1959年（昭和34年）5月12日には跨線橋が設置されました。1964年（昭和39年）10月1日には、埴生炭鉱の閉山に伴い貨物取り扱いが廃止されました。

1980年（昭和55年）2月には、埴生駅と山陽オートレース場を結ぶ全長126メートル、幅3メートルの連絡橋が完成しました。これは、同年3月に開催された日本選手権オートレースに合わせて整備されたものです。1982年（昭和57年）4月2日には再び駅舎が改築されました。

1984年（昭和59年）2月1日には、荷物扱いが廃止され、1987年（昭和62年）4月1日には国鉄分割民営化によりJR西日本の駅となりました。

2005年（平成17年）には、窓口営業時間中の窓口閉鎖が取り止められましたが、2018年（平成30年）4月1日には無人駅となりました。2023年（令和5年）4月1日からは、ICカード「ICOCA」の利用が可能になりました。

駅構造

埴生駅は、単式ホーム1面と島式ホーム1面、合計2面3線の地上駅です。駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡しています。2番のりばは現在使用停止中で、架線が張られておらず、線路も下関方面が下り線、新山口方面が上り線と接続されているため、列車の入線はできません。駅は無人駅ですが、かつてはみどりの窓口が設置されていました。便所は男女共用の汲み取り式です。

のりば

利用状況

1日平均の乗車人員は以下の通りです。

過去の乗降客数は以下の通りで、1963年以降の括弧内の数値は1日平均を示しています。

駅周辺

駅周辺には以下の施設があります。

国道2号 厚狭・埴生バイパス
山口県道229号埴生停車場線
山陽オートレース場 - 駅前広場から連絡橋があります
山陽自動車道 埴生IC

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

■山陽本線

厚狭駅 - 埴生駅 - 小月駅

脚注

参考文献

山陽町史編纂委員会・編 『山陽町史』 山陽町教育委員会、1984年。

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

* 埴生駅｜駅情報：JRおでかけネット

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