多摩川橋 (第三京浜道路)

多摩川橋（たまがわばし）

多摩川橋は、東京都世田谷区野毛地先から神奈川県川崎市高津区北見方地先にかけて架かる、第三京浜道路（国道466号）の重要な橋梁です。この橋はその全長が382.9メートルで、桁橋の形式を持っています。

概要

多摩川橋は、第三京浜道路の玉川インターチェンジから玉川料金所までの間に位置し、玉川IC側から眺めると最初に目に入る橋でもあります。橋は片側3車線の作りになっており、交通量の多い道路として知られています。上り線では、終点である玉川ICと東京都道311号環状八号線との合流地点で、しばしば渋滞が発生し、橋の上まで渋滞が続くことがあります。

この橋は鋼製の2+3+4径間連続鈑桁橋という構造を持っており、橋格は一等橋（TL-20）として認められています。総幅員は45.28メートル、有効幅員は28.10メートルで、床版は鉄筋コンクリートで作られています。また、総鋼重は2092.6トンに達し、その施工には三菱重工業が関わっています。架設工法にはステージング工法が用いられました。

歴史

多摩川橋の建設は、第三京浜道路の重要な交通インフラとして1963年（昭和38年）8月から1964年（昭和39年）8月にかけて行われました。上部工事が完了し、1964年10月6日に開通しました。その後、2期橋も同様に工事が進められ、1964年9月から1965年2月にかけて上部工が行われました。最終的には1965年12月19日に完成し、現在の形で供用が始まりました。

隣接する橋

この橋の上流には東名多摩川橋、新二子橋、二子橋などがあり、下流には東急田園都市線多摩川橋梁や丸子橋、さらには東海道新幹線多摩川橋梁など、様々な橋が存在します。これらの橋はそれぞれ異なる交通路を持ち、多摩川を越える重要な役割を果たしています。

まとめ

多摩川橋は東京都と神奈川県を結ぶ重要な交通の要所であり、特に第三京浜道路においては欠かせない存在です。その歴史や構造は、地域の交通体系に大きく寄与しています。渋滞が発生することもありますが、その交通の流れを支えるために多くの車両がこの橋を利用しています。

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