大分インターチェンジ

大分インターチェンジ：大分市中心部の交通拠点

大分インターチェンジ（おおいたインターチェンジ）は、東九州自動車道に属し、大分県大分市大字金谷迫に位置するインターチェンジです。大分市中心部へのアクセスが最も容易なため、市内および近郊地域における重要な交通拠点としての役割を担っています。

歴史と概要

1992年12月3日、別府インターチェンジから大分インターチェンジ間の開通に伴い供用が開始されました。その後、1996年11月26日には大分インターチェンジから大分米良インターチェンジ間が開通、道路網はさらに拡充されました。2018年8月5日には、大分自動車道速見支線と大分自動車道本線（速見IC - 日出JCT - 大分米良IC）の道路名が東九州自動車道に変更され、現在の名称となりました。

インターチェンジ内には、西日本高速道路九州支社大分高速道路事務所および大分県警察高速道路交通警察隊の本隊が併設されているなど、道路管理・交通安全の面でも重要な拠点となっています。

接続道路と料金所

大分インターチェンジは、大分県道21号大分臼杵線と直接接続しています。間接接続道路としては、国道10号、国道210号、大分県道207号大分挾間線、大分県道696号高崎大分線があります。広範囲の道路網と接続し、地域交通を支えています。

料金所は、入口2ブース（ETC専用1、ETC/一般1）、出口4ブース（ETC専用1、一般3）の計6ブースから構成されています。

周辺環境

大分インターチェンジ周辺には、観光地、公共施設、医療機関などが集積しており、利便性の高い地域となっています。具体的には、以下の施設が近接しています。

高崎山自然動物園：雄大な自然とニホンザルが生息する人気の動物園です。
大分マリーンパレス水族館「うみたまご」：多様な海洋生物を観察できる水族館です。
大分港西大分地区：ダイヤモンドフェリーが発着する港湾地区です。
JR大分駅、西大分駅、賀来駅：鉄道によるアクセスも良好です。
柞原八幡宮：歴史深い神社です。
大分大学医学部附属病院：高度な医療を提供する病院です。

未成の料金所と建設時の計画

当初、大分インターチェンジは東九州自動車道の終点として計画されており、別府インターチェンジ寄りの場所に本線料金所が設置される予定でした。用地も確保されていましたが、大分自動車道の終点が大分米良インターチェンジに変更されたことにより、計画が変更されました。そのため、現在では本線料金所の用地は未使用のまま残されています。

この計画変更は、インターチェンジの構造にも影響を与えました。当初は鳥栖・別府方面と大分県道21号大分臼杵線が直結する構造でしたが、大分米良IC方面への本線接続も考慮する必要が生じ、鳥栖・別府方面からのオフランプを除いて急カーブが形成されることになりました。

隣接インターチェンジ

別府インターチェンジ
大分光吉インターチェンジ

まとめ

大分インターチェンジは、歴史、地理的条件、周辺環境など様々な要素が複雑に絡み合った結果、現在の姿となりました。交通の要衝として、今後も大分市の発展に大きく貢献していくことが期待されます。

もう一度検索