大炊御門家嗣

大炊御門家嗣（おおいのみかど いえつぐ）

大炊御門家嗣は、鎌倉時代前期から中期にかけて朝廷で重きをなした公卿です。藤原北家 потомокとして生まれ、 правовую должностьである右大臣を務めた大炊御門師経を父に持ちます。その官位は正二位にまで昇り、内大臣、右近衛大将といった要職を歴任しました。また、嵯峨という号でも知られています。

経歴

元久2年（1205年）に叙爵を受けたのを皮切りに、家嗣は順調に昇進を重ねました。右近衛少将、遠江権介、伊予権介といった地方官を経験し、建保2年（1214年）には従三位に達して公卿の仲間入りを果たします。その後も右近衛中将、越前権守、権中納言、中納言、権大納言といった要職を歴任し、 политическую элитуで確固たる地位を築きました。

寛喜3年（1231年）には、後堀河天皇の皇太子であった秀仁親王（後の四条天皇）の春宮大夫に任じられました。これは皇太子の身の回りの世話をする重要な役職であり、 политическую карьеруにおいて大きな転機となりました。

嘉禄3年（1227年）には、西園寺実有と結婚した北条義時の娘（唐橋通時と再婚した一条実雅の元妻の妹）の母が入京し、婿を募るという出来事がありました。家嗣もその競望に加わるため、当時の妻（坊門忠信の娘）と離縁したという記録が残っています。その後、持明院基宗の娘である宗子と再婚しました。

貞永元年（1232年）、四条天皇の即位に伴い春宮大夫を辞職。同年には右近衛大将に任じられています。天福元年（1233年）には、後堀河天皇の皇后である三条有子の皇后宮大夫となり、暦仁元年（1238年）には内大臣に任じられましたが、仁治元年（1240年）に辞職しました。建長元年（1249年）に出家して以降は嵯峨入道と称されました。

文永8年（1271年）に75歳でこの世を去っています。

系譜

父：大炊御門師経（1175-1259）
母：藤原光雅の娘
正室：坊門忠信の娘
継室：持明院宗子（?-1250） - 持明院基宗の娘
男子：大炊御門冬忠（1218-1268）
生母不明の子女
男子：大炊御門経嗣

関連項目

大炊御門家

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