大矢茂

大矢 茂（おおや しげる）

大矢茂は、1949年2月22日に東京で生まれた日本の俳優およびミュージシャンであり、特にグループ・サウンズのバンド「ザ・ランチャーズ」のギタリストとして知られています。彼は加山雄三が主演する「若大将シリーズ」において、2代目若大将の役を務め、多くのファンから愛されました。

人物・来歴

大矢は1964年に、加山雄三や喜多嶋瑛、喜多嶋修とともにザ・ランチャーズを結成しました。このグループは「加山雄三とザ・ランチャーズ」として知られ、シングル「ブラック・サンド・ビーチ」を発表し音楽界に名を馳せました。その後、1967年には慶応義塾大学に入学し、同年、喜多嶋瑛、喜多嶋修、渡辺有三と共にザ・ランチャーズの第3期を結成し、東芝音楽工業よりシングル「真冬の帰り道」で正式にデビューを果たしました。

デビューから2年後の1968年には、東宝映画『リオの若大将』に出演して俳優としてのキャリアをスタートさせました。1971年にはザ・ランチャーズは解散し、同年、映画『若大将対青大将』で2代目若大将として役柄を引き継ぎ、さらなる注目を集めました。彼は慶応義塾大学を卒業し、その後の活動でも俳優として数多くの映画に出演しました。

主な出演作品

大矢は1970年代初頭にかけて、次々と映画に出演しました。以下は彼の主な出演作品の例です。

• - 『リオの若大将』（1968年、東宝）
• - 『ブラボー!若大将』（1970年、東京映画）
• - 『社長学ABC』（1970年、東宝）
• - 『喜劇 頑張れ!日本男児』（1970年、東宝）
• - 『俺の空だぜ!若大将』（1970年、東宝）
• - 『喜劇 ドッキリ大逃走』（1970年、東京映画）
• - 『若大将対青大将』（1971年、東宝）
• - 『女房を早死にさせる方法』（1974年、東京映画）

これらの作品は、当時の日本映画界において重要な位置を占めており、彼の演技力が高く評価されました。

ディスコグラフィー

音楽活動でも多才な才能を発揮した大矢は、以下のようなシングルもリリースしています。

• - 「アダムとイヴのように」／「掟にそむいて」（1970年11月、東宝レコード）
• - 「心を君に捧げよう」／「愛の潮騒」（東宝レコード）

彼の音楽もまた多くのファンに支持されており、俳優活動と並行して充実したキャリアを築いています。

大矢茂は、俳優としての顔とミュージシャンとしての顔を持つ、非常に多才なアーティストです。その存在は、今後も多くの人々に記憶され続けるでしょう。

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