奥多摩駅

奥多摩駅について

奥多摩駅は、東京都西多摩郡奥多摩町氷川にある、JR東日本青梅線の終着駅です。東京都内で最も西に位置し、標高は343mと、都内のケーブルカーを除いた鉄道駅の中で最も高い場所にあります。

歴史

1944年（昭和19年）7月1日：氷川駅として開業。
1952年（昭和27年）12月16日：東京都水道局小河内線（専用鉄道）が開通。
1957年（昭和32年）5月10日：東京都水道局小河内線が運行休止。
1971年（昭和46年）2月1日：奥多摩駅に改称。中央線東京駅への直通電車が新設。
1984年（昭和59年）2月1日：荷物扱い廃止。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、JR東日本・JR貨物の駅となる。
1997年（平成9年）10月14日：「関東の駅百選」に選定。
1998年（平成10年）8月13日：貨物列車の最終運行日。
1999年（平成11年）3月25日：JR貨物の駅（貨物営業）が廃止。
2002年（平成14年）2月8日：ICカード「Suica」の利用が可能となる。
2006年（平成18年）4月21日：奥多摩ステーションギャラリーがオープン。童謡『どんぐりころころ』の発車メロディを導入。
2018年（平成30年）7月1日：業務委託化。
2019年（平成31年）4月13日：駅舎改装。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅です。駅舎はホームより低い場所にあり、2階建てで、1階には奥多摩観光協会が運営する売店、2階にはカフェ「PORT Okutama」があります。ホームと駅舎の間は、階段とエレベーターで連絡しています。

かつては、2番線の奥に貨物ヤードがあり、石灰石の輸送が行われていました。また、水根駅へ向かう専用鉄道とも接続していました。現在、これらの貨物用設備は撤去され、跡地の一部は駐車場になっています。

青梅駅管理の業務委託駅で、青梅駅以西では唯一の有人駅です。自動券売機と簡易Suica改札機が設置されています。

発車メロディ

2006年（平成18年）4月より、童謡「どんぐりころころ」が発車メロディとして採用されています。

利用状況

2023年度（令和5年度）の1日平均乗車人員は870人です。

駅周辺

駅前には、西東京バスの車庫があり、複数のバス停があります。奥多摩湖、日原鍾乳洞、丹波山村、小菅村方面への路線バスが発着します。

また、駅前にはタクシー乗り場があります。かつては京王自動車が大型車を配備していましたが、現在はリーガルキャブが昼間のみ配車しています。

隣の駅

JR東日本 青梅線

特別快速「ホリデー快速おくたま」（臨時列車のみ）：御嶽駅 - 奥多摩駅
各駅停車：白丸駅 - 奥多摩駅

脚注

「関東の駅百選」に認定
東京都内にあるケーブルカーを除いた鉄道駅の中で最も高い
青梅線終着駅

参考文献

『週刊 JR全駅・全車両基地』46号（朝日新聞出版）

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧
日本の都道府県の東西南北端の駅の一覧
終着駅

外部リンク

* 駅の情報（奥多摩駅）：JR東日本

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