宇月颯

宇月颯(うづき はやて)



宇月颯は、1985年4月17日生まれ、埼玉県熊谷市出身の日本の女優です。元宝塚歌劇団月組の男役スターとして知られ、宝塚退団後も舞台を中心に多岐にわたる活動を展開しています。身長168cm。愛称は「とし」。

来歴



2002年、宝塚音楽学校に入学。2004年に卒業後、宝塚歌劇団に90期生として入団し、雪組公演「スサノオ/タカラヅカ・グローリー!」で初舞台を踏みました。入団時の成績は6番で、その後月組に配属されます。

月組では、その卓越したダンスセンスで早くから注目を集め、2010年には「ジプシー男爵」で新人公演初主演を果たしました。これは入団7年目、新人公演への出演が許される最後の年での抜擢でした。

その後も、演技、歌、ダンスの三拍子が揃った男役として数々の舞台で活躍しましたが、2018年5月6日、「カンパニー/BADDY」東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団。退団後は、舞台を中心に、その才能を活かした幅広い活動を続けています。

宝塚歌劇団時代の主な舞台



初舞台
2004年4 - 7月、雪組『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』

月組時代
2005年2 - 5月、『エリザベート』 - 新人公演:黒天使
2005年7月、『Ernest in Love(アーネスト イン ラブ)』(梅田芸術劇場) - 召使い/農民
2005年9 - 12月、『JAZZYな妖精たち』 - 新人公演:警官(本役:星条海斗)『REVUE OF DREAMS』
2006年2 - 3月、『Young Bloods!!-Sparkling MOON-』(バウホール) - いい男隊/ホスト
2006年5 - 8月、『暁(あかつき)のローマ』 - 新人公演:プブリウス・カスカ(本役:明日海りお)『レ・ビジュー・ブリアン』
2006年10月、『あかねさす紫の花』 - 美鳥『レ・ビジュー・ブリアン』(全国ツアー)
2007年1 - 4月、『パリの空よりも高く』 - 新人公演:フレデリク(本役:綾月せり)『ファンシー・ダンス』
2007年5月、『ハロー!ダンシング』(バウホール)
2007年8 - 11月、『MAHOROBA』『マジシャンの憂鬱』 - 新人公演:コルネール(本役:青樹泉
2008年1月、『ホフマン物語』(バウホール) - ニクラウス/シュレーミル/ヘルマン
2008年3 - 7月、『ME AND MY GIRL』 - 新人公演:ジェラルド・ボリングボーク(本役:遼河はるひ
2008年9月、『グレート・ギャツビー』(日生劇場) - ディック
2008年11 - 2009年2月、『夢の浮橋』 - 新人公演:二の宮(本役:遼河はるひ)『Apasionado!!』
2009年3月、『SAUDADE(サウダージ)-Jにまつわる幾つかの所以-』(ドラマシティ・昭和女子大学人見記念講堂
2009年5 - 8月、『エリザベート』 - 黒天使、新人公演:ルイジ・ルキーニ(本役:龍真咲
2009年10 - 12月、『ラスト プレイ』 - 新人公演:グラハム(本役:未沙のえる)『Heat on Beat!(ヒート オン ビート)』
2010年2月、『HAMLET!!』(バウホール・日本青年館) - ホレーシオ
2010年4 - 7月、『THE SCARLET PIMPERNEL(スカーレット ピンパーネル)』 - エルトン、新人公演:マクシミリアン・ロベスピエール(本役:越乃リュウ
2010年9 - 11月、『ジプシー男爵-Der Zigeuner Baron-』 - タラフ、新人公演:シュテルク・バリンカイ(本役:霧矢大夢)『Rhapsodic Moon(ラプソディック・ムーン)』 新人公演初主演
2011年1月、『Dancing Heroes!』(バウホール)
2011年3 - 5月、『バラの国の王子』 - 家臣(チーター)/家臣(男)『ONE』
2011年7 - 10月、『アルジェの男』 - ポール『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』
2011年11 - 12月、『我が愛は山の彼方に』『Dance Romanesque(ダンス ロマネスク)』(全国ツアー)
2012年2 - 4月、『エドワード8世』 - フレッド・アステア『Misty Station』
2012年6 - 9月、『ロミオとジュリエット』
2012年10 - 11月、『春の雪』(バウホール・日本青年館) - 飯沼茂之
2013年1 - 3月、『ベルサイユのばら-オスカルとアンドレ編-』 - アルマン/シャロン
2013年5月、『ME AND MY GIRL』(梅田芸術劇場) - ボブ・バーキング
2013年7 - 10月、『ルパン-ARSÈNE LUPIN-』 - オックスフォード公エドモンド『Fantastic Energy!』
2013年11 - 12月、『JIN-仁-』 - 佐分利祐輔『Fantastic Energy!』(全国ツアー)
2014年1月、『New Wave!-月-』(バウホール) メインキャスト
2014年3 - 6月、『宝塚をどり』『明日への指針 -センチュリー号の航海日誌-』 - イアン二等航海士『TAKARAZUKA 花詩集100!!』 - 花の紳士/蘭の男A
2014年7 - 8月、『宝塚をどり』『明日への指針-センチュリー号の航海日誌-』 - ルーカス『TAKARAZUKA 花詩集100!!』(博多座
2014年9 - 12月、『PUCK(パック)』 - クインス『CRYSTAL TAKARAZUKA-イメージの結晶-』
2015年1 - 2月、『Bandito(バンディート)-義賊 サルヴァトーレ・ジュリアーノ-』(バウホール・日本青年館) - ヴィトー・ルーミア
2015年4 - 7月、『1789-バスティーユの恋人たち-』 - ジャック
2015年11 - 2016年2月、『舞音-MANON-』 - ディン・タイ・ソン『GOLDEN JAZZ』
2016年3 - 4月、『激情』 - レメンダート『Apasionado(アパショナード)!!III』(全国ツアー) 初エトワール
2016年6 - 9月、『NOBUNAGA〈信長〉-下天の夢-』 - 浅井長政『Forever LOVE!!』
2016年10月、『FALSTAFF』(バウホール) - ティボルト/客の男
2017年1 - 3月、『グランドホテル』 - 運転手『カルーセル輪舞曲(ロンド)』
2017年4 - 5月、『瑠璃色の刻(とき)』(ドラマシティ・TBS赤坂ACTシアター) - テオドール/マクシミリアン・ロベスピエール
2017年7 - 10月、『All for One』 - アトス
2018年2 - 5月、『カンパニー-努力(レッスン)、情熱(パッション)、そして仲間たち(カンパニー)-』 - 阿久津仁『BADDY(バッディ)-悪党(ヤツ)は月からやって来る-』 - クール 退団公演

出演イベント
2004年7月、TCAスペシャル・OGバージョン『ゴールデン・メモリーズ』
2007年9月、TCAスペシャル2007『アロー!レビュー!』
2008年3月、『ME AND MY GIRL』前夜祭
2008年5月、彩乃かなみミュージック・サロン『Singin' Lady K!』
2010年12月、タカラヅカスペシャル2010『FOREVER TAKARAZUKA』
2011年12月、タカラヅカスペシャル2011『明日に架ける夢』
2012年3月、蒼乃夕妃ミュージック・サロン『VERY BEST OF ME』
2012年12月、タカラヅカスペシャル2012『ザ・スターズ!〜プレ・プレ・センテニアル〜』
2014年12月、タカラヅカスペシャル2014『Thank you for 100 years』
2015年9月、愛希れいかミュージック・パフォーマンス『Wonder of Love』
2015年12月、タカラヅカスペシャル2015『New Century,Next Dream』
2016年12月、タカラヅカスペシャル2016『Music Succession to Next』
2017年11 - 12月、宇月颯ミュージック・パフォーマンス『MOON SKIP』 主演
2017年12月、タカラヅカスペシャル2017『ジュテーム・レビュー-モン・パリ誕生90周年-』

宝塚歌劇団退団後の主な活動



舞台
2019年4 - 5月、『笑う男The Eternal Love-永遠の愛-』(日生劇場御園座・新川文化ホール・梅田芸術劇場・北九州ソレイユホール) - フィービー
2019年11月、『Live Airline』(俳優座) - 香澄
2020年1月、『rumor〜オルレアンの噂〜』(赤坂RED/THEATER)
2020年3月、『ブレイン・ストーム』(六行会ホール) - 香山さゆり
2020年12月、『RUN FOR YOUR WIFE』(六行会ホール) - メアリー・スミス
2021年4 - 5月、『エリザベート TAKARAZUKA25周年スペシャル・ガラ・コンサート』 - ルイジ・ルキーニ(梅田芸術劇場東急シアターオーブ
2021年7月、『ル・シッド』(あうるすぽっと) - 王女
2021年10月、『ODYSSEY』(博品館劇場
2022年2 - 3月、『笑う男The Eternal Love-永遠の愛-』(帝国劇場梅田芸術劇場博多座) - フィービー
2022年5月、『SAMBA NIGHT 2022』(博品館劇場
2023年3 - 4月、『マリー・キュリー』(天王洲 銀河劇場・ドラマシティ)
2023年5 - 6月、『2STEP』(日本青年館ホール・ドラマシティ)
2023年8 - 9月、『TRACE U』(浅草九劇)
2024年5 - 6月、『Ivory』(東京芸術劇場
2024年12月、『クリスマス・キャロル』(あうるすぽっと)

ライブ・コンサート
2020年2月、『紅-ing!!』(梅田芸術劇場・東京国際フォーラム)
2022年7・11月、『CHARME*LIEN』(森町文化会館・恵那文化センター)
2022年10月、『ATRE*AILE』(県民共済みらいホール)
2022年12月、『九劇ミュージカル・コンサート Vol.1』(浅草九劇)
2024年10月、『ALive Returns-Handsome Woman-』(日本青年館ホール)

イベント
2025年2月、AQUATAINMENT『蒼い星の物語』(川崎水族館)

受賞歴



2017年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 助演賞

外部リンク



宇月颯オフィシャルサイト
宇月颯 (@HayateUzuki) - X(旧Twitter)
宇月颯 (@hayate_uzuki_official) - Instagram

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