安曇川町

安曇川町について

安曇川町（あどがわちょう）は、かつて滋賀県高島郡に存在した町で、琵琶湖の西岸、安曇川の下流域に位置していました。この町は、その名の通り、地域を流れる安曇川から名付けられました。

歴史

安曇川町は、1954年（昭和29年）11月3日に、広瀬村、安曇町、青柳村、本庄村が合併して誕生しました。その後、2005年（平成17年）1月1日には、マキノ[[町]]、今津町、朽木村、高島町、新旭町との合併により高島市となり、安曇川町はその歴史を閉じました。合併後、安曇川町役場は高島市役所安曇川支所として、その役割を引き継いでいます。

行政

安曇川町は、合併により高島市の一部となりました。旧安曇川町役場は、高島市役所安曇川支所として、地域の行政サービスを提供しています。

友好都市

安曇川町は、以下の2つの都市と友好関係を結んでいました。

守口市（大阪府）：1981年（昭和56年）に友好都市提携。
大洲市（愛媛県）：1999年（平成11年）に友好都市提携。

教育

安曇川町には、以下の教育機関がありました。

小学校

安曇川町立安曇小学校
安曇川町立広瀬小学校
安曇川町立青柳小学校
安曇川町立本庄小学校

中学校

安曇川町立安曇川中学校

高等学校

滋賀県立安曇川高等学校

交通

鉄道

JR西日本湖西線：安曇川駅

道路

一般国道：国道161号
県道：
滋賀県道23号小浜朽木高島線
滋賀県道294号五番領安井川線
滋賀県道298号常磐木音羽線
滋賀県道305号南船木西万木線
滋賀県道306号四津川鴨線

娯楽

安曇川映画劇場：かつて存在した映画館（〜1970年代）。

出身著名人

安曇川町は、歴史上の人物から現代の著名人まで、多くの人材を輩出してきました。

継体天皇：日本の第26代天皇。高島郡三尾（高島市安曇川町三尾里付近）が有力な出生地とされています。
彦主人王：古墳時代の人物で、継体天皇の父。
大井子：怪力で知られる女性。
田中吉政：戦国大名。高島氏庶流田中氏の出身で、安曇川町田中が発祥の地です。
中江藤樹：江戸時代の陽明学者。安曇川町青柳出身。
熊沢蕃山：江戸時代の陽明学者。中江藤樹と同じく、安曇川町青柳出身です。
渡忠秋：歌人。安曇川町南舟木出身。
川島宇一郎：明治期の政治家で、衆議院議員を務めました。安曇川町長尾出身。
安原仁兵衛：大正期の政治家・実業家。衆議院議員も務めました。安曇川町西万木出身。
饗庭昌威：郷土史家・宗教家。
饗庭孝男：文芸評論家、フランス文学者。一時期、安曇川町で暮らし、母方の家族は安曇川町田中出身。
河本にわ：河本嘉久蔵の祖母で、河本英典の曽祖母。出生記録が確認できる日本人として、江戸時代生まれ最後の生き残りであり、長寿世界一としても知られています。
鈴木表朔：漆芸家。
青木文教：僧侶。
河本嘉久蔵：政治家（元国土庁長官・参議院議員）。安曇川町出身。
河本英典：政治家（参議院議員）。安曇川町出身。
竹脇直巳：ボブスレー選手。安曇川町出身。
地村彰之：広島大学大学院文学研究科教授。安曇川町西万木出身。
釆睪晃：仏教学者。大阪府生まれ、安曇川町出身。
桂三度：お笑い芸人。大阪市生まれ、安曇川町出身。
渡辺仁：構成作家、放送作家。桂三度の実弟で、安曇川町出身。
土井隆：お笑い芸人（リスナップ）。安曇川町出身。
石黒浩：ロボット工学者。安曇川町出身。
竹脇出：京都大学大学院工学研究科教授。
井保三兎：劇作家、役者、演出家。
福井正明：政治家。
須川信行：歌人、医師。
岸誠二：アニメーション演出家。
水澤心吾：俳優。
りりかる＊ことぱぉ：アイドルユニットAH(嗚呼)のメンバー。

その他

福井県遠敷郡上中町とは、平成の大合併の際、滋賀県高島郡6町村との合併（越境合併）を検討していた時期がありました。

関連項目

滋賀県の廃止市[[町村]]一覧

外部リンク

* 安曇川町（2003/11/03アーカイブ） - 国立国会図書館Web Archiving Project

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